上京イベント3本目のなのか展に行ってまいりましたレビュー。
あとでゲーマーじゃない連中に何する会なのかと聞かれて返答に一瞬窮したワクワク展示会のはじまりだ。
前回のなのか展は全然日程が合わなくて涙を飲んだわけだけど、
今回はぶうねん会からの流れで行けるぜオラ!ってことでドミニオンでボコられてから一路秋葉原へ。
会場についてからおなじみのロゴをまず激写。
入口で入場手続してからまず右折。右折でも左折でもよかったんだが、
とりまゆにさんがいたので知り合いのいる方向にホイホイ流れてみた。
まず目に付いたのは
GOCCO
CLOTHES PIN(3歳~)
紐に掛かっている洗濯物に対して落ちないように洗濯ばさみを挟めたら勝利。
いやただ雑巾に洗濯ばさみ付けるだけじゃない?
みたいな無粋なツッコミ待ちなんだろうなあ、と。
こういう身近な出来事をゲーム化するってよくやらん?
俺はやる。洗濯物干す時に何分以内だったら勝ち、みたいなやつ。
面白さの力点を何処に置くか、それによって誰が参加できてどういう思いを持たれるのかを考えた一つの結果だな、と。
実際に物が置かれただけでこんなことをまず考えてしまう。
GOCCOシリーズは他にもCHOPSTICKSというお箸の持ち方をきちんと学べるものや
BROOM SETというお掃除の仕方を学べるものがあった。
あんまし「ためになる」を強調するのは好きではないが、こういう考案は本当にアリだと思う。
俺ならもう一つ悪ふざけをぶち込みたくなるんだけど。
変な例えするとガイ先生の「自分ルール」みたいなやつ。
チュンバクラム
棒(+紐付きの玉)とカップ2個を使い、
技ポイント表に書かれた技を撮影ブースに入って撮影し、自己採点し、ハッシュタグを付けて投稿する。
おわり。
このゲームの妙は芸術展が出来上がる過程を楽しむところ。
エアチュンバ5点をしんみり自分で納得してもいかんのです。俺サイキョーするゲームじゃあないんです。
というわけで会場内では投稿に頼るしかなかったんだけど、
案外パーティーゲームでってのはアリなんだな、とは思った。
抜刀つばめチュンバとか、好きに宣言して納得頂けたら得点もらえるとか、
あれ、それは我流功夫か。
ゲームなのか?として相応しいとおもってしまったのは宇宙ドミノ。
吊された鉄の環の上にネオジム磁石付きの板が置いてある。
倒せば空中でドミノ倒しが出来る。復元がえらい大変だったけど、俺なら復元用の治具作っちゃうかなーと思いながら
せこせこ直していた。
ゲームには一歩たらんのだけど、面白かった。
なにかアクションをして、反応を得る、というプロセスを経ないとゲームにはならないから。
○○の椅子
舞台美術。椅子自体に登ってからルールが提示される。
提示されたルールを満たすとベルを鳴らすことができる。
おわり。
舞台美術という名の通り、それそのものがゲームではなかった。
ゲームを感じられるかどうか。
その行先にはとんでもないオチがあったわけだけど。
最後の最後でこれはゲームだった。
NONO将棋
こういう「だから?」みたいな投げかけ超好き。
マス目も駒文字もない将棋。そもそも王がいないのでどうやったら勝てるのかも謎w
NONOシリーズはカードやすごろくもあったけどどれも良い塩梅でルールが抜けていた。
正解のないせかい。
幽霊
売店に売ってた。幽霊が付属するのかどうかに疑義があったので購入見送り。
リモート・ビューイング
2人一組のゲーム。ゆにさんと遊ぶ。もちろん最高難度を選ぶ。
片方が吊された箱の中に入って中の絵について説明する。
もう片方はその説明を元に壁面にある座標を特定する。
を2セットやって、座標同士の交点となる座標を特定できれば勝ち。
中に見えている情報が多く、「ドーム、海沿い、ダックスフンド、宅配業者…」みたいな感じで説明せねばならず、
説明に利用できる時間は30秒しかない。
微妙に罠?が仕込んであったり、どこが特徴的だったかについての視点がずれると
簡単に座標指定はコケる。
で、結果はというと
…勝ち。え?
途中の過程はまったく違っていたのに潜伏エリア特定は出来てしまう。ゆにさんと爆笑。
試合で負けて勝負に勝ったってやつだな。
記憶交換ノ儀式
やってないw
ジャンケンに負けたので卓に入れませんでした。ので知りたい人はゆにポドを聞くといいと思います。
俺が印象にのこっちゃったのはその直前の順番決めに米光さんが持ち出した
「変なジャンケン」
ヘンつってもルールが一個加わるだけ。
「あいこの場合はチョキが勝つ」
つまりですね、普通にグーは勝つ。でもパーが一人でもいると途端にチョキが勝つんです。
ゲーマージャンケンも合理的だけどこっちは普通にジャンケンが面白くなってしまった。天才か。
それ食べたい
山からランダムにカードを引く。カードには食材や調理方法が書いてあり、
それらを並べながら「前菜、メイン、デザート」を完成させる。
同意を得られた場合は山からカードを引けるので次の料理が作りやすくなる…はずなんだけど、
俺のメイン料理はかつお節ですよ、バッチリだ。
勝ち負けというよりは料理に寄った大切りなのだけど、全然楽しめた。
むしろこれはあれこれ点数つけるよりこういう楽しみ方のがマッチしているのではないか、というくらい。
「競う」という要素を排除してしまうとどうしてもゲームとして訴求力が弱まってしまうけど、
たまにはこういうふんわりしたのやりたい感じ。
というわけであっという間に3時間経過。
これはゲームなのか?のお題通り、ゲームなのか?と思う物ばかりだった。
一方で繰り返しになるけどゲームなのか?と思える部分て
案外ゲームを楽しむ上の根っこであり大事な部分だと思う。
ここを忘れなければゲームは楽しくあるものと思えるし、だからこの展示には大変意義があるんだな、と思った。
新しいゲームの展示会というよりはゲームを改めて問い直す場だった。
来年もきっとあるはずだから、次も是非参加したし。
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