知的障害の子とボドゲを遊んでみる 195

ミスター(息子)のステータス
11歳(小学校六年)
文字…大分漢字は読める、おまけに失敗を恐れない。
計数…30くらいまでならぱっと可能。なんとなくかけ算も。量目を見切るのはまだ苦手。
計算…一桁なら加減の暗算できるように。繰り上がり計算は相変わらず苦手。
会話…能動的に喋るようにはなっている。接続詞と敬語苦手。

オセロを買ってからこのかた、結構な頻度でボドゲをするようになってきた。
今回の記録は正確には2日分なんだけど、同じコンテンツなのでまとめた。
-間の2日もどっぷりボドゲしてたので記録している間がなかったとも言う-

●オセロ-6

ハンデは3のまま。1勝1敗。
食いつきの良さは相変わらず。
今までやったゲームの中でも群を抜いてプレイ充実度高ぇんだろうなーと推察される。

★観察できた内容
やればやるほど試行錯誤の時間が長くなってくる。
最初の頃にあった斜めの見落としは殆どなくなったが、1石で複数ライン取れるときの斜めは見落とす。
セオリーなどについてはまだ教えていない。
ただし、こっちもこっちで角狙いを露骨にやるとハンデのおかげであっという間にひっくり返るので
盤面を周囲1目減らした視点で頑張る必要がある。
大量にひっくり返したあととかは癇癪がおきるかなとおもったがおもったよりその心配は無かった。
試行錯誤の精度もやればやるほど上がっているので、これに関しては今しばらく見守っていたい。
まだ勝ったり負けたりなところなんで、ハンデはこのまま継続で。

●どうぶつしょうぎ-4

動物をコマに見立てて少ないコマで遊ぶ将棋。
本将棋と違って4種類しかコマがないし、12マスしかない。各コマは1歩ずつしか動けない。
将棋で言うところの歩、飛車、角、王の4種類を操作し、ライオン(王)を捕まえた側の勝利。
何セットやったか、さすがに記録してないw少なくとも20くらいはやっているはずだ。

★観察できた内容
相変わらず試行錯誤で苦労している。
ただ、何十回とやってみてどこら辺で苦労している、というのはなんとなく分かってきた。

まず第一に王様がつかまったら終わり、というところが抜ける。
やり始めた当初は覚えているんだけど、自分が目指す動きが出来てしまうと、
それが例え逆王手になっても突き進んでしまう。

飛車(キリン)の存在。
四角いマス目と相俟ってキリンの動きが多彩に見えて、そして重要なコマと位置づけられているようだ。

ヘボ将棋、王より飛車を可愛がり

という格言があるが、まさにそれを地で行く飛車ムーブ。
初手キリン率も非常に高い。キリンが動けないと途端に絶望する。

持ち駒が使えない。
一応オセロのように手元に捕まえたコマをもっているときは好きな場所における、というのはなんとなく理解しているようなんだけど、
置くと動かすをセットでやってしまう。

バックできない。
一応ライオンをつかまえれば勝ち、というのは理解しているので、パパの方向にコマを進める、
自分のライオンが捕まりそうだったら避ける、ということは実行できるんだけど、
コマが捕まりそうだから後方退避、というのができない。

とまあこれだけの問題を抱えていると、動けるマスがあっても本人的には万事休すってことになってしまう。
試行錯誤もあるんだけど、明らかにオーバーヒートしている。オセロのあとだからってのもあるかもしれない。
あとはそういう環境で育ってるからってのもあるんだけど、正解をこっちに打診してくる。

正直今の段階ではまだまだ敷居が高いかな-という感想。それでもかかってくるんだから、ゲーム自体は好きなわけだ。
コマの動き一つ一つを見る為に王様ともう一つだけでやるとか、こちらが駒落ちするとか
こっちもゲームやってもらうための工夫を講じなければならないな。

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