知的障害の子とボドゲを遊んでみる 156

ミスター(息子)のステータス
7歳(小学校二年)
文字…部分的に書ける、読める。
計数…1から順に指を折ればできる。但し20以上は怪しい。
計算…できない(さんすうドリルのおかげか、数えることについて抵抗はなくなってきた。)
会話…語彙が足りない、が、部分的に通じる。

●ハピエストタウン-6

町作りげーむ。もう6回連続でやっているのに、
そして毎回敗北しているのにニコニコと次のゲームを開始するあたり、
心底刺さっているのだろうなと逆に感心。
俺が将棋覚え立てのころをすごく思い出す。
あれも小学2年のときで、毎回父にコテンパンにやられていたなー。

★観察できた内容
まず結果報告。初めて、ミスター6回目にして初めて勝利。
おめでとうございます!!
このゲームでは特に手心加えることなく普通に打とうと決めていたんだけど、
今回は悪く言うとプレイミス、1手番買わないターンが発生したのと、
インフラカードを取ることができなかった、取れる組み合わせを作っていなかったのが
最大敗因。手札差出ていたらそりゃ勝てない。
ミスターは地道に買い続けていた。彼が考えられる限りの知識を総動員して。
端から見ているとミスターはふざけつつやっているようにしかみえんのだが、
本当に必死に勝ちに来ている。素晴らしい。
お金をどう出すか、についてはなんとなく分かってきたので、
今度はお金と勝利点のバランスが見えてくるといいんだけどな。
とりあえずはお金をきちんと出してハイコストを買う、という行動にまでは
わりかし結びついてきた感じではある。えらい、いいぞ、もっとやれ。

●重機りんりん-6

建設ゲーム、と書こうとしたが、解体作業とかも勝利点に含まれているので、
重機ロールプレイゲーム、とするのが正しい表現なきがしてきたゾ。
本日も短縮プレイ、なんだけど、ミスター的にはこのくらいの長さがしっくりしてきた感もあり。

★観察できた内容
今日はちょっと本気出す、というか
ミスターがハピエストタウンで浮かれまくっててなんか勝利点取りに行ってなかった。
俺は逆に黙々と難易度4の工事を完成させ、
4vs2で勝利してしまった。俺初勝利。
でもなんかミスターがハピエストタウン勝利の余韻がものすごかったので、
普通に「パパおめでとー」と言われてお祝いモードになって終了してしまう。
短いゲームにするなら今度はエリアマネジメントの要素ぶっこんでみようかな、と
やりながら考えてしまった。
今やれることをやりつつも工夫がどんどん思いつける。
作者様に悪気があって言うことじゃあないんだけど、このゲームは未だ途中だと思う。
だから俺が完成させる、みたいな話ではなく、
だからこそ面白い、ということが言いたい。

●パカパカお馬-7

ラストはすごろくになる。
これが7回目ってことを鑑みると、ハピエストと重機すげえな。
本日は障害物なしでのレースとなった。

★観察できた内容
障害物なし、を選択したのはミスター。
ミスターから「ほんもののお馬は障害物飛べるの?」と聞かれたので、
余裕で飛べる、というか飛べないと競争できない、と真顔で答えてしまった。
ちょっと「飛ぶ」という単語の定義がズレている気がしないでもないが、まあいいや。
相変わらずミスターは★が出ると

「今持っていない蹄鉄以外の道具」

から取るように行動する。ASDらしいといえばらしい。
★はなんでも取れるんだから、蹄鉄なんていう一番小さいものではなく、
出来るだけ大きい物を取った方が安心できる、と推察している。
普通に考えると数の大小なんだけど、ミスターはまず形の大小だからな。
それでもというか結局はダイスゲーム。
今日は勝てそうだったらそのまま突っ走ろうかなと思ったけど、
最終的に出目差、1馬身差でこちらの負け。
運ゲーなんだけどバランスがほどよかった。

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