知的障害の子とボドゲを遊んでみる 125

ミスター(息子)のステータス
7歳(小学校二年)
文字…部分的に書ける、読める。
計数…1から順に指を折ればできる。但し20以上は怪しい。
計算…できない(さんすうドリルのおかげか、数えることについて抵抗はなくなってきた。)
会話…語彙が足りない、が、部分的に通じる。

●どうぶつ旅行案内-1

ボードは円形。
この上に動物の木駒を初期配置する。
隣の人が山札からカードを引き、指定した動物の駒を
初期配置されている動物の位置に合わせて置くことができればカードを引き取れる。
但し、隣の人がカードを引き、さらに動物駒も引くのだが、
手番プレーヤーは目隠しをして置く必要がある。
山札が尽きるまでに引き取ったカードが多い人が勝ち。

なのは知っていました。
2ヶ月位前に仕込んではいた。低年齢向けということも2010年キッズ対象取っていることも知っていた。
すごろくやでも扱いがあったし今回輸入したのは原文マニュアルのみだけど
なんとかなるだろうという自負があった。

★観察できた内容
結論から申し上げると、久々の課題設定大失敗系。
ゲーム自体は多分分別があるもの同士だと面白い。
ただ、ミスターは感覚が人の数倍鈍い、というか発達していないところが多い。
従って目隠しをするとその時点で全ての行動原理が消失する。
ゲームなんだし、とかまさかあ、という感覚になるかもしれないが、事実。
本当に暗闇でどうすればいいのか、という思考にしかなっていない。
今回はこちらが若干誘導しつつ、3つ置いて終了にしたが、
極めて難しいゲームになってしまった。
課題とか解決方法を考え直して再チャレンジする必要がある。
目隠しそのものはアイデアとしてとてもとても面白いんだけど。

ゲームとして書くとこんな感じ。
想像できないかもしれないが、スイカ割りで目隠しをされたままどう動いて良いか、
自分がどこにいるか、棒を持っているか、何もかも分からなくなるような状況だった。

●3人の魔法使い-9

上越以来なので、わりと最近もやっているはずなのに
「長野きて初めてやるね~」とか言い出す。
やってるわい!wむしろこれ長野きてからしかやってねぇー。
場札を3枚神経衰弱してダイス目と合っていたら進む事ができるすごろく。
先生が追いついたらゲームオーバー。脱落ではなく全員ゲームオーバー。
でもイメージがねことねずみの大レースっぽいよな。
ミスターもそんなプレイ感だったのではないかとちょっとどきりとした。

★観察できた内容
神経衰弱自体は上手になっている手応えがあるし、実際上手になっている。
なっているんだけど、それがゆえか、
外したときの嘆きも大きい。
トライアルアンドエラーについては辛抱強く教えていくしかないか。
今日はほぼ完璧に配置を覚えていた上、
オバケダイスも全然こなかったので余裕のゴール。
さて、ちょっとレベルを上げてみますか。
本来のルールに行き着くまでにいくつかの段階を踏む予定ではあったが、
最初の神経衰弱部分はほぼ大丈夫だろうと思うので、
後半戦は相談禁止ルールを入れてみようと思う。(バリエーションじゃなくて本来のルール。)

●ウミガメの島-4

忘れた頃にやってくるすごろくゲーム。
なんか気に入ってるんだよな。
そこまでやりやすいゲームとも思えないし、
むしろミスターに提供するすごろくでは難しい部類に入ると思うんだけど。
ダイス3持っているけど、振るのは1個ずつ。
2個目以後を振るときは合計7以上でドボン。3個目を振るときは合計8以上でドボン。
瞬時の足し算、どうウミガメを立ち回ればより多くのカードを回収できるか、
カメ同士が接すれば乗ることができるが、どうやって相乗りしてリードを取るか。
実は考えることは山ほどある。(とは言ってないけど)

★観察できた内容
やはりというかミスターは複数駒すごろくで戦略的に立ち回るのは無理がある。
単独のカメでどんどん突き進もうとする。
本来手番に助言はないに越したことはないんだけど、
結局もう一匹の亀を操った方がいいよ、と助言してしまう。
その先も言おうとおもったけど、
まずはファーストステップとして複数駒を動かすことになれて欲しい。
今回はほぼ同数のカードを取ったが、カードの数字差でミスターが勝ち。
いずれ意識的にガチ勝負して負かす日が来るんだろうけど、
そのときのフォローを考えておこうか。

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