知的障害の子とボドゲを遊んでみる 56

ミスター(息子)のステータス
7歳(小学校一年)
文字…部分的に書ける、読める。
計数…1から順に指を折ればできる。但し20以上は怪しい。
計算…できない(算数の授業はとりあえず数字の書き取り)
会話…語彙が足りない、が、部分的に通じる。

●ぜんぶでいくつ?

すごろくやさんの取扱品では「ぜんぶでいくつ?」と表記されているが、
マニュアルには「どれがかわったの?」という日本語訳ゲーム名になっている。
どっちよw

3枚の場札の内、複数のカードに同じモチーフがある場合、
そのモチーフと数の合計を答えて、場札を取っていくゲーム。

だとミスターにはちょっと難易度が高いので、
3枚場札のうち、●●はいくつですか?と俺が問いかけて、
回答できたら場札を与えるというちょっと算数のお勉強チックなゲームになった。

★観察できた内容
カードの大きさ、モチーフの大きさ、数、絵柄。久しぶりに完璧なコンポーネントだと思った。
ゲーム内容を少し変えたのも会話が増えたことで結果ミスターの食いつきがとても良かった。
強いて言えば俺がスタートカード出すルールを失念していたので、
次回からはそこもしっかりやろうと思う。
3枚の札で絵がバラバラのときに対応できなそう、とか本質はアクションゲームであることを考えると
他のメンツとやることはまだ難しかろうが、これは当たりだった。

●3人の魔法使い

変則スゴロクゲーム。自駒は魔法使い。魔法使いが先生(オバケ駒、オバケだけど先生)
から逃げ切って学校に戻れればプレイヤー全員の勝ち。スゴロクで、かつ協力ゲーム。
スゴロク自体はダイスの出目…に沿った絵柄をボード周りに置いてある丸いタイルから発見できれば
1マス進める、神経衰弱とミックスされた進行となる。
ターンエンドには必ずオバケ先生が近づき、進行に応じて先生は2マスずつ、3マスずつと機動力が上がる。
魔法使いは1マスずつしか進めないので補助アイテムや、プレイヤー同士の相談で
複数マス進めるように工夫をしていく。
療育のときに松本先生が一押ししていた。ので欲しかったものの、
神経衰弱とスゴロクという2種ゲームがミックスされて、しかも協力をどうやって進めるか
について目処が立たなかったので、長らく見送っていた。
今回は協力要素を重視、丸タイルは1個おきに最初からめくっておくことで
記憶する枚数を少なくしてミスターでもなんとか食い下がれる要素をつくってみた。
アイテム要素もとりあえず排除した。

★観察できた内容
豪華なコンポーネントに目を奪われていた。というかミスターはペーパークラフトに非常に弱い。
それがあるだけでどんな要素にも参加してしまうくらい。なんでそれほどまでに好きなのかはよく分からぬが。
進め方自体はすんなり飲み込んでくれた。
また、記憶すべき丸タイルについても4つくらい場所を把握してくれた。いいぞいいぞ。
最初に設定した難易度が絶妙だったのか、あと一歩で先生に掴まるというところで仲良くゴール。
感想聞いても大変面白かったとしか言わぬので本当によかったのだろう。
すごろく部門では1位かもしれん。

●トミカ 絵合わせパズル

なんかのついでに購入してた絵合わせパズル、というか歌留多。
読み札を読んで、絵札を取る。
ミスターはトミカほぼ全て頭に入っているので、気に入るかな?と思っていたが、
気に入ったし、とても強いw
絵札は最初の文字が書かれている、という歌留多的要素はなく、
車の後ろ半分しか出ていない硬派仕様。

★観察できた内容
というわけで歌留多ってみた。車の後ろしか見えぬはずなのに
ミスターの取るスピードが異常。これならいとこ群にも勝てるかもしれん、
という妙な手応えを得る。
当たり前だけど普段からトミカに慣れ親しんだ者勝ち。
絵札を取った場合は読み手が読み札を与えて2個くっつけてトミカを完成させる
…のだが、丁寧に箱にしまいながらくっつけてた。片付けも捗るパターン。
ただし、終了後に何枚とれたか数えてよー、と強請られる。いや数えておいてくれよw
疲れてきたらこれで息抜きもアリかも知れない。
気分転換用アイテムとしても非常に効果を見いだせた。

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