知的障害の子とボドゲを遊んでみる 6

ミスター(息子)のステータス
6歳(小学校一年)
文字…部分的に書ける、読める。
計数…1から順に指を折ればできる。但し20以上は怪しい。
計算…できない(算数の授業はとりあえず数字の書き取り)
会話…語彙が足りない、が、部分的に通じる。

本日は本来奥さんのゲストであるMさん(mhage氏と区別しずらい…)Wさんが加わってくれたので、
ミスター的には初の4人戦となる。

・バウザック

お城のゲームとして認知されている模様。箱にはお城描かれているけど
お城完成した前例はないからね。
例によって手番の人が基礎に対して白ピース赤ピースを交互においてく形にした。
崩した人が負け、ダイヤが一個取られる方式。

インスト書くときに用語統一したいが、ブロックと書くと四角いイメージがわいてしまう。
実際は四角いピースなど基礎以外にほぼないに等しいので、ピースと書くことにする。

わかりやすいかとおもってダイヤを失った人負けにしていたが、
後のエントリーで理由書くつもりだが、これからは加算法に変更しようとおもう。

★観察できた内容
・まず他の人の手番を待つことができない、新鮮な動きだったけど、
これはこれで問題。おそらく注目して欲しい思考が働くのだろう。
露骨に自分のやりたいこと、跳ね回るなどをして場を崩しにくる。
これはこのあとプレイしたゲーム全てに共通した。
行動原理は分かっていたので、良くないことであることを説明し、
行為がゲームテーブルに及びそうなときは軽く制した。
理想は制するではなく別室に連れて行く、なんだけど
お客さんにそれは説明してないし、今回はゲーム進行優先とした。
・ゲーム自体は慣れてきた、気がする。
かなりきわどい位置に赤を置ける様になってきた。
(赤のほうが尖って重心が悪いピースが多い)
・先の展望が見えない自閉症児の特性ゆえ、迷い無く置く。
普通重心考えて迷うだろうって場面で迷わない。
4人戦においてはものすごく良い方向でこれが作用していた。

・バウンス・オフ

本当は2人戦でインストしてから、とおもってたが、
場に置いておいたらミスターが注目してくれたのでプレイ。
本来は7×7マスの盤面にピンポン球をワンバウンドされて
同色のピンポン球でお題に示された形を作るゲーム。

★観察できた内容
・まずワンバウンドさせる、が理解できなかった。
・よって普通に投げるをミスターのみ許容した。
・お題の形を作る、が理解出来ていなかった。この辺は具体例を交えて
もう一度説明を試みようと思う。
・お客さんに配慮してこちらが勝ってしまったので、
次は手心加えて成功体験を何らか味わってもらいたい。
簡単なお題をつくることも検討しよう。

・ねことねずみの大レース

ミスターリクエストゲームその2。
前回はコマ全部与えてむつかしかったので、今回は手駒2で進める。

★観察できた内容
・2匹になって漸く自分のネズミがどれとどれで、どうやってマス上を動かすか、
について把握できたようだった。
・手持ち無沙汰になるとネコで遊んでしまう。
(本来ダイスで目が出た時以外ネコは触ってはいけない。)
・手番になったとき待った時間の反動か、オーバーリアクションになってしまい、
他人のコマやネコを吹っ飛ばすことが多々あった。
・ゲーム終盤になってくると待ち時間の累積のせいか、
ゲームそのものへの関心が薄らいでしまった。
・4人戦で2位になったときに「2位になった、優勝した~」と
大喜びで奥さんに報告していた。勝つ=優勝と指導したことの弊害か。
計数の概念がないのだから、順位がわからないってことにも繋がっているかもしれない。
というかきっとそうだ。2人戦ばっかだったし。
・ということで4人戦できるゲームはそれでも待ち時間がすくない
くるりんパニックとかで遊ぶコトをまず考えた方が良さそうだ。

楽しみたい、という欲求はあるものの、俺にとっては訓練の時間でもあるつもりなので、
ゲームをやりたい、とミスターが意思表示をしたのだから、
やろうと思ったことはきちんとやろう、人と一緒にルールを守り合おうという部分を
もう少し時間を掛けて教えていきたい。

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