知的障害の子とボドゲを遊んでみる 191

不定期開催になって久しい知ボド、ミスターと泊まりがあると復活するようになりました。
というわけで久々の開催は野沢温泉スキー場への泊まりがけツヤーで開催と相成りましたわけです。

ミスター(息子)のステータス
10歳(小学校四年)
文字…大分漢字は読める、おまけに失敗を恐れない。
計数…30くらいまでならぱっと可能。なんとなくかけ算も。量目を見切るのはまだ苦手。
計算…一桁なら加減の暗算できるように。繰り上がり計算は相変わらず苦手。
会話…能動的に喋るようにはなっている。接続詞と敬語苦手。

●街コロ-2

前回は昨年山ノ内町の宿でやったやつかな、ボドゲ好きな人には定番すぎるほど定番な町作りゲーム。
手元資金を元に施設を買っていってランドマークを4件建設すれば勝ちなゲーム…にしようとおもったけど
2回目なので今回は拡張もまぜ、従って勝利条件もランドマーク6件建設に変更。
サプライのカードもむっちゃ増えたので、全部が全部説明している暇はなく。
というかそもそも机に対して置けるスペースがギリギリやった。
街コロ拡張いれるときはプレイスペースそのものにも注意が必要だ。

前回やったときはサプライにあるカードの説明を一々全部行ってからスタートしたのだけど、
ただでさえ記憶バッファが少ないミスターに通り一遍の説明してインプットが成り立つとでも?と自問自答したので、
今回はサプライが多いこともあったので行き当たりばったりで説明する方式に変更。
具体的にはミスターが欲しがるお店屋さんについて説明を加えていく形。
インストそのものは普通のゲーム会と同じ、目的を言って、手段を言って、条件を言う。
という流れなんだけど、それぞれの説明ボリュームの絞り方をとくにミスターに対しては意識して変えている感じ。
ボドゲ以外の付き合いが増えたからこういう考え方になったのかな。

★観察できた内容
なんとなくはやり方が頭に残っている(ハピエストタウンの影響もでかいかも)んだけど、
細かいルールと、そして勝利条件は完全に抜けていた。
今までミスターと幾多も繰り広げてきたボードゲームで、条件を満たすと勝ち、という形のゲームは実は殆どやってなくて、
所定の回数手番を繰り返した上で稼ぎが大きい方が勝ち、というゲームが殆どだったためだろう。
前回はコンビニ王であっちゅうまに金を稼いでいったんだけど、そこらの記憶も全くなかったので、
今回は地道に麦畑や牧場で稼ごうとしていた。(コンビニ王の話は言ったら思い出したレベル)
拡張を入れたらダイス2個振りの意味がとても出てくるわけだけど、
足し算苦手なので2個振ったときの期待値というか、何が起こるかをあまり想像できてない状況だった。
あとかけ算の発想がないため、同じ施設を重複して買う、も言うまで気づけなかった。
(この辺もハピエストタウンの影響-同じ施設を2個買ってはいけない-が影響している感じはあるけど)
俺が花畑を連打したり、奥さんと2人でマグロ漁船団を作ったりしてたら
漁船団がヒットしたらしく、艦隊作りに勤しんでいた。
総じて言うとまだ拡張はゲームがの成立度的には早かったかなーという感じだったけど
まあいろいろ増えて大喜びしたのでこういうとっかかりもありかな。
結構貯金に走るのは偉いと思う。宵越しの金は持たぬ父とは大違いなり。

●重機りんりん-21

もう21回目か、とはいえ前回からほぼ1年ぶりなんだけど。
発売されて2年以上経つのにうちではまだ全然現役ゲームだ。
今まではミスター向け手加減ハウスルールで運用していたこのゲーム、
いい加減キチンとしたルールでやってみるべきだろうということで、
きちんとルール説明を行い、正式ルールで行う事とした。

本来のルールは工事現場カード(1~4点)を4アクション以内に獲得し、それを4ターン行う。
工事現場カードは重機を起動し、所定の仕事を行った上で獲得した色パワーを支払って工事現場カード獲得という流れ。
ハウスルールでは所定の仕事(おはじきを積んだりすくったりする)に対するパワーの色分けを無視するようにし、達成感重視で行うようにしていた。
あとは4アクション縛りの撤廃(これはあってもなくても色分け無視の時点で関係なかったけど)とかだった気がする。

★観察できた内容
今までは漫然と重機の仕事してパワーとればよかったんだけど、
色分けが入ったことで、所定の重機を使用し、かつそのパワーをいただかなくてはならないということ、
それから奥さんが入ったことで、所定の色のおはじきが場から消失していくという
経験したことのないジレンマが入ったことで少しやきもきしていた模様。
なんだけど、結局重機が頑張ればオーライなので、それはそれで頑張って居た。
ただし、ミスターは箸がまったく使えないに等しいので、箸を使う重機は無視、
そして箸以外で所定の色が取れないと大混乱していた。
今起動できる重機…がどう役に立つかという点においての紐付けが苦しそうだった。
この辺は正式ルールを何度も運用して慣れて貰うしかないかな、と。
観察とはまったく関係無いけどフォークでおはじきを積むってお題、積める人おるんか?w


●魔法の山-1

魔法シリーズは立体物が良く出来ている、そして立体物が良く出来ているゲームはミスターの琴線に引っかかるので基本的には入手しておく。
というわけで今度のお題は山…から魔法使いさん達を下山させるゲーム。
まったく反省でしかないんだけど、この日ゲームを展開するまでアクションゲームと思っていなかった…。
ミスターは反復練習しないとアクションは基本モノにならないので、出だしで躓くゲームはよくよく考えないと出せない。
ゲームの内容は4人の魔法使いを下山させること。
手番になったら袋から球を1個引き、6箇所ある溝のうち任意の溝の一番上から転がす。
ほぼ必ず魔法使いか魔女のフィギュアにぶつかるので、ぶつかったフィギュアを球の色と同じマスまで進める。
マスが進んで同じ色のマスがなくなったところで球にぶつかったら下山完了。
…という理解だったので、漫然と球を狙った位置に落とすゲームくらいに考えていた。
(説明した時点ではフィギュアに球がぶつかったら球を上に戻すとか思ってた、んなわけない!)

実際は球がフィギュアにぶつかったらフィギュアを動かすわけだけど、フィギュアを動かしている間に動いた玉がさらに別のフィギュアにぶつかるので、
連鎖移動がガンガン起こるわけだった。忙しい。
のんびりよく狙って球を落とそうとか言ってたら奥さんが眉間にしわ寄せて「それの何がおもろいん?」て反応だったわけだけど、
たしかにその通りすぎてぐうの音も出なかった。

★観察できた内容
コンポーネントの出来はとても良いんだけど、球の色は分かりづらいよなあと思っていたら、
案の定ミスターが球がぶつかったフィギュアの移動先に悩んでいた。
移動は良いんだけど、何処に移動?見たいな。
言えばわかるんだけど言わないと混乱、特に黒と紫が区別付いてなかった。
アクションゲームなので、球が落ちきるまでに動かせるフィギュアは1~2だったけど、
球がぶつかってそれに対して移動をする、ということが気に入ったようで、
クーゲルバーンに通じる、もっと発達段階前期における反応を楽しんでいたようだった。
このゲームの利点はプレイヤー全員が協力して魔法使いを降ろせば良いという目標設定にあるので、
ちょっとしばりが出るクーゲルバーンみたいなニュアンスでやればもっと低年齢から楽しめる感じがした。
下山させるフィギュアの数を絞ることでゲームの難易度が可変するのも良い感じ。

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