知的障害の子とボドゲを遊んでみる 152

ミスター(息子)のステータス
7歳(小学校二年)
文字…部分的に書ける、読める。
計数…1から順に指を折ればできる。但し20以上は怪しい。
計算…できない(さんすうドリルのおかげか、数えることについて抵抗はなくなってきた。)
会話…語彙が足りない、が、部分的に通じる。

●ハピエストタウン-2

昨日に引き続き街建設。
ミスターにツッコまれて初めて気がついたが、
ミスターの大好きな施設、消防署がない!w
ないならないでしょうが無いんだけど、あったらもっとモチベーション上がったというか、
ひょっとしたらそれしか買わないという事になってたかもしれない。
(ルール上同じ施設2軒は建てられないけど。)

★観察できた内容
ゲームの手順については分かってきた模様。
しかしながらまだ収入をカウントするのが苦手なようだ。
カードの左下のアイコン(矢印のついたコインアイコン=収入)
左上のアイコン(コインアイコン=購入時のコスト)
の区別がよく分からないらしい。
収入フェーズのたびに、一緒に数えてあげることでなんとか切り盛りしている。
難しすぎず、でも一人でやるにはちょこっと壁がある。
一番やりたいレベルの難易度ゲームだな、今のところ。

●重機りんりん-2

こちらも定番になりそうな予感がムンムンする。
でもゲームそのものの難易度がちょっと高目なんで、
まだ簡略化の道について模索中。
ミスターが本当に気に入っているだけに、
なんとか達成感を維持しつつ、しっかり競技できるように仕立てたい。

★観察できた内容
なんか一日経ったらスプーン操作ができるようになってた。なんでだw

睡眠学習効果でもあったんだろうか。とくにスプーン練習したわけでもないのに。
で、その代わり?かどうかは分からないけど、箸が若干下手になっていた。
このゲームはターン中に4台の機材を操作し、
出来る限りの工事を完成させていく、
完成させるためには各々の機材で得たパワーを消費することで、
各工事カードに書いてある条件を満たす、というもの。
2点気になる点があって、

1.工事カードを収集する事にモチベーションが上がっていない。
2.工事カードの「条件を満たす」部分が理解できていない。

ことが見て取れた。
工事カード、表示されている標識1個1点なんだが、
これが分かりづらい。
分かりづらいというか、数値の大小で勝敗を決するということを
頭の中でシミュレートするのが不可能なので、
数値以外に具体的に見える、しかも発展要素がある絵的な部分が欲しい感じか。
ハピエストタウンの街を作ってしまうとか、
キンダーカタンのジオラマを使ってしまうとか、
なんらか工事することについてのモチベーションを上げたげたほうがいいかもしんない。
2については工事カードに記載されている色は分かるんだけど、
その「色のパワーを消費して工事カード獲得」ことと「重機を使用することでパワー獲得」が結びついていない。
仕事をして報酬を得て、ごほうびを獲得する流れが実はあまり出来ていない。
とても昔に書いた気がするけど、因果関係がわりとない。
ぐちゃぐちゃとかでなくて、ない。
そこをしっかり結びつけるためのイメージ操作が重要なんだけど、
もう少し訓練しないといかんなあ。
ハピエストタウンも重機りんりんも

仕事をして 収入を得て 獲得を行う

ということが重要なんだけど、今までのミスターは大まかに

仕事をして 獲得する

という流れのゲームばかりしてきたので、1ステップ増やした分ハードルがとても上がっている。
上がっているけどまったく付いて来れないレベルではないので、
やはりハピエストタウン同様、今後も継続って感じか。

●ワードスナイパーファミリー-1

語彙ゲーム。ルールはワードスナイパーカンタンルールとした。
山札から一枚めくり、書かれたお題について、山札に書かれている文字を言えば
その文字カードを獲得できる。
獲得したカードの点数合計が勝利点。
こちらは仕事をして獲得。2ステップだけだから分かり易いべ、と思っていたが、
以前もじぴったんで語彙ゲームがとても苦手だったのも覚えている。
果たしてどうなるか。

★観察できた内容
結論から言うとまだ単語が足りない、全然足りない。
今回は分からなければ「パス」と言えばいいよ、としたので、
パス連発。
そのうちパスと連発するのが楽しくなってきちゃったみたいなので、
そのまま継続してしまう。楽しいなら続けるのが一番だ。
ただし、ゲームそのものについてはやっぱり負けた後で
悔し泣きが見られたので、自分の語彙のなさ、
語彙のない自分をどうすればいいのか模索してもよく分からないようで
そのへんのもどかしさがとても伝わってきた。
伝わってきてもどうしようもないんだけど。
「本もっと沢山読まなくちゃね」とは言った物の、
ジャンルは偏っているものの、実は読書量はそれなりのものだと思うし、
俺が知らぬ単語もそれなりに知っていることから考えると
注視している部分も多いはずで、ミスター本人がどうしようもない部分、
インプットできる量に限度がある、ことについては
インプットの絶対量を増やす以外の解決が今のところ俺には見いだせない。
もう少し単語力がついてから再度勝負かなー。

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