知的障害の子とボドゲを遊んでみる 72

ミスター(息子)のステータス
7歳(小学校二年)
文字…部分的に書ける、読める。
計数…1から順に指を折ればできる。但し20以上は怪しい。
計算…できない(算数の授業はとりあえず数字の書き取り)
会話…語彙が足りない、が、部分的に通じる。

●ファイアドラゴン

新ネタ。すごろく+宝石集めなので、雲の上のユニコーンの上位互換で大体あってる。
すごろくといえどもゴールはないので、山の宝石全部集めたら終了。

★観察できた内容
開始して3分でそのままのルールでタイマン張ったらゲーム時間長すぎることに気がついたので、
火山に投入する宝石の数を倍にする、という運用に変更。他は通常通りのルール。
ネコとネズミの大レースをやっているから自駒が複数あるという状況は対応できていた。
このゲームを入手するに当たって最大の心配事だったのが、ゴール。
宝石を沢山集めれば良い、というルールはシンプルなのだが、
ループするマス目を場の宝石が尽きるまでえんえん回るので、
展開が見えづらい、かもしれないと思った。(本人がどう思うかはわからんけど。)
展開を早くしたのでなんとなくゴールについては大丈夫だったかな、取る物がなくなったら終わり、
という感じでなんとか消化していたようだ。
複数コマについてはどちらのコマを進めればより宝石が取れるかという工夫に基づくのだけども、
今までそういったシミュレーションをしたことがなかったので、戸惑っていた。
原理的には神経衰弱のときにちらっとめくる(あれは反則だけどな)のと同じなんだけどな。
最初からオープンにされていると逆にどうしていいか分からないのかな。
いずれにせよもう少し観察したし。
得点カウントについて、宝石の数が多いので、10個袋にいれたら一枚ゲームチップを授ける両替方式に変更。
把握には役だったし、片付けが楽になったので、これはカヤナックでも採用することとした。

●カヤナック

釣りゲーム。今回は時間があったのでゲーム3。

★観察できた内容
出目によるとしか言い様がないんだけど、
シロクマor星の目が出ないと熊が移動できないので、
周囲の穴を開けきったときの手持ち無沙汰が連発になると、ゲームから脱走しようとしてしまう。
今後もこれはあり得るので、2連続で関係の無い出目だったら1歩だけ動けるとか
バリエーションルールで対応したい。
ゲーム中盤以後、行動が雑になる。
まず魚を入れる桶を手に持ってシャカシャカ振ろうとしたりする。
桶は蓋がないから当然玉が飛び散る、拾いにいかせるけども。
もう少し相手の手番を待つようにしたい。
いや待つ工夫の末のシャカシャカなんだけど。分かっているんだけども。
ちなみにシャカシャカの行動原理は釣った魚を調理してパパに食べてもらう、という行動から来ている。
しかしミスターは偏食故に魚料理を知らない。
よって魚を焼いてカレーやラーメンが出来たりする。ちなみに現実ではカレーもラーメンも食べない。
脱線するけどミスターは調理お菓子とか大好きで、いや作る事が大好きで、
なにか作って提供しておいしいと言ってもらうことまでを一つの楽しみとして捉えている。
自分で食べるわけじゃあないというか食べられないんだけど。
レシピとかもそれでやった側面が強い。
調理、でまたネタ考えておこうかな。

●かたろーぐ

ここんとこ連発している神経衰弱。
今日も予め2人でハート6個取りましょう、という説明からスタート。
競争でなく、合わせて6個取ったら合格、という言い方にしてみたけど、しっくりきていないようだ。

★観察できた内容
うっかり1番目に好きな物の理由を聞きそびれていたら、向こうから説明してくれた。助かる。
ミスターは語彙が少ないので、一生懸命好きな物をなんで好きか説明してくれるのだけども、
まだ所々意味不明。でも説明することがこのゲームの要諦でもあるので、
頑張って説明しきってもらう。俺も相づちを打つ。
…聞いているうちに、あ、そうだ。と思い出したことあったのでミスターに説明。
好きな理由をお互いに喋る、喋ったことを出来るだけ覚えておこう。
次はなんでミスターが、俺が好きなものの順番が出来上がるのかを出来るだけ覚えておこう。
この次にやるときに好きなのはなんで?を覚えておけば
次は沢山ハートが取れるかもしれない、という感じで話をした。
このゲームを通じてものすごく会話が増えたとおもうが、通じないところも比例して増えている。
説明にホワイトボード投入しようか本気で悩んでいる。
ホワイトボードあったほうがより話が通じることは間違いないのだけど、
あるとミスターが絶対落書きを始めてしまうって分かっているのがなー。

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