知的障害の子とボドゲを遊んでみる 101

100回に感極まったのも束の間、すぐに101回が挙行されるわけで。

「行くぞ…次の任務はもう始まっている」

な感じ。
ただ、選ぶゲームは定番ではなかった。
もっとも、明日ラビリンスやる宣言されましたが。

ミスター(息子)のステータス
7歳(小学校二年)
文字…部分的に書ける、読める。
計数…1から順に指を折ればできる。但し20以上は怪しい。
計算…できない(算数の授業はとりあえず数字の書き取り)
会話…語彙が足りない、が、部分的に通じる。

●トイバー親子のまぐまぐ-2

なんか久しぶりにチョイスしてもらえた。
昨今いろいろなボードゲームで正式ルールを採用しているが、
このゲームに関してはルール以前に超えるべきハードルがものすごく高いので、
簡略化ルールを採用。バンカーもかなり埋めた。

★観察できた内容
越えるべき壁とは、相手の立場に立って物事を要求すること。
ゲームボードの向こう側の磁石を動かす人に

どの方向に
どれくらいの距離

磁石(自駒)を動かして欲しいかを要求する。
大人がやっても実はむずかしいこのゲーム、ミスターが越えるにはものすごく高い壁だ。
さて、どうなったか。
まずミスターが動かす側になる。これは動かす側は表側(穴があいてるボード)見てはいかんよと指導。
パパは出来るだけ具体的に方向、距離を指示して
磁石を動かしてもらう。
ただ、ナナメ方向の動作になると、なぜか逆方向に進む(上下でなく、左右を)ことが「たまに」あった。
毎回ではないのが不思議。俺もできればミスターの気持ちになりたい。
もっと問題だったのはミスターが指示を出すとき。
まずボードの裏側にいる俺に、指示棒が見えていると誤認している。
2人の座高の違いとかも影響しているだろうが、
表側でいくら棒を出しても俺には見えるわけじゃあないので、
できるだけ上に掲げてくれとお願いした。
加えて、俺自身が左手でカードスタンドを持ち、この方向であってる?と確認をした。
距離についてはなぜかルールをなんとなく把握出来ていた。
ただし、うっかり池ぽちゃしかねないので、「ストップ」のかけ声をありにした。
大分ミスターに花持たせてしまったけど、こいつぁ難しい。
ミスターはもっと穴だらけのコースをやりたいとゆってたが、
まだまだ先になりそうだ。

●ファウナジュニア-1

ファウナというクイズゲームがあることは知っていて、
それのジュニア版があることを知ったのが昨年末、もちろん速攻買い求めたけど
その時点のミスターには極めてハードルが高いのでいつやろうかとペンディングにしていた。
ルールは場札の動物について

生息地
重さ
卵生かどうか
草食かどうか

を予想し、予想した場所にチップを置いて、
先置きしてかつ正解なら2点、後出しなら1点得点が貰えるゲーム。
終了条件はなんだっけ。得点が35点に達したら(というかスコアボード一周したら)終了とした。
ちなみに本家ファウナと違って失敗してもペナルティは一切ない。
基本全部賭けで良い。

★観察できた内容
クイズはミスターわりかし好き、でも間違えるのは大嫌い。
なのでクイズゲームも3枚目の場札あたりで「むつかしい…」といって逃げようとした。
どうしても逃げるという選択肢をとるならば、
ここは一つじっくり話し合おうかなということで、そこから少しトーク開始。

「どこがむつかしいのかな?」
「コウモリが住んでいるところは洞窟だから、場所がわかんないので難しい」
(居住地候補は草原とかジャングルとか砂漠とかで、たしかに洞窟はない。)
「パパも正直わかんない、でもそこは当たったら嬉しいし、外れたらそれはそれで
 なんでこんな場所予測してしまったのだろ?とか考えればいいんじゃないか?」

俺の勘違いだったら問題なのだけど、
やっぱり間違えることを極度に恐れる。
知らず知らずのうちに間違いを茶化すってことがいろいろ蓄積してったんだろうなあ。
どこで何が傷つくかさっぱりわからんので、これ以上は追求しようもないのだけど、

間違えてもいいじゃないか?

という空気をどうやって作ろうかとても迷った。
答え合わせのタイミングで正解したミスターを大いに褒めるを当初実施していたが、
それはピントがずれているよな、と思い直した。
ゲームなので、間違いは脱落に繋がる話なので、
負けていい経験をした、ファウナであれば間違えたけど、その動物について知識が備わった
とかそういう得について話をしてみたいが、
何分未来の予想が付かない人なので、今のところは打つ手が見当たらない。
褒めるは極めて重要というのは分かっているし、療育の先生にもさんざ言われた。
負けて良い経験とかは工夫の応用なんだよなあ。
今まだミスターのCPUが「工夫」は出来るけど、
その場その場での処理なので、これがなんとか蓄積できればなあ、とつい思ってしまう。

●フライングキウイ-6

キウイ飛ばしゲーム。空飛ぶチーズを選ぶかとおもったのでちょっと意外。
こちらも今回より正式ルールを採用。
16マス中4マスの正方形を自駒で作れば勝ち。

★観察できた内容
ルールもそうなんだけど、以前取り付けていた奥側のついたても外した。
力加減次第で簡単にボードを飛び越す…というか力入れたら負けみたいなことになっていた。
以前は直線でも4つ揃えば勝ちだったんだけど、
そのルールはわりと失念していてくれて助かった。
また、ミスターは射線を捉えるという概念がない。
まぐまぐのときも思ったけど、指を指して確認するということを
そろそろ覚えても良いのかな?と思ったので
射線測定についてちょっと教えてみた…が、
一旦教わると使い処が見えなくなってしまうのか、
指さして射線を想定する、が最後までできないままだった。

ミスターとボドゲを遊んでみて 第10回まとめ

昨年10月から開始し、8ヶ月ほどで100回達成。
ミスターよく頑張っているし、楽しんでいる。

100回で一区切りがついたかな。やめるわけじゃあないけど、ひとまずミスターよお疲れ様。
何回やろうとかそういう目標を立てていたわけじゃあないけど、
コミュニケーションをともかく取りたい、という所には
徐々に近づけて行けているとは思う。

100回を通して遊んだゲームは55種類、267ゲーム。

●遊んだゲームランキング

1位 かたろーぐ…19回
2位(同率) ラビリンス…15回
2位(同率) トーキョーハイウェイ…15回

という結果でした。
フタあけてみたらかたろーぐ度すごかった。
ラビリンスは猛追。
というかこのところミスターは同じゲームを繰り返すことが好きになってきている感じだ。
そういう所も俺の血が強い気がする。成功体験を繰り返したいやつ。
気に入ったRPGを何度も試行錯誤するよみたいな。

●最近やったゲーム振り返り

ピッチカー
ラビリンス
ワンニャービスケッツ
ヤギのベッポ
ウッドマン
タイニーパーク
ガイスター
空飛ぶチーズ
ワニに乗る?
ライネンロス
キングドミノ
バウザック
魔法のラビリンス
オバケだぞ~
ドラゴンレース
チケットトゥライド ファーストジャーニー
ウミガメの島
カヤナック
busy,busy Airport

数えてみたら19種もあった。一節で遊んだ最高記録じゃねえか。
途中で1回5ゲームとかもあったので、それが数に貢献したかな?
種類の豊富さは一回あたりの飲み込みの良さが上がって来たとか
進行がスムーズになってきたとかそういう副次的な要因もあると思う。

●ここ最近のミスター

薬の内服が続いている、続いているのだけど、薬があまり効いていないらしく
落ち着きは足りない。うーむ薬…。
それでもボードゲームやっている最中はおとなしくなった。
正確には、言うことを聞いてくれるようになった。
それがどこからくる感情、処理なのかはまだ話してみないと、話せるようにならないと分からないが。
「ごめんね」を多用するようになった。それ自体は微笑ましいのだが、
騒いでもごめんねをすれば免罪になると思っているフシがある。
しかし取り返しの付かないことがあるということを伝えなければならない。
ずっと課題である相手の手番を待つ、については改善した感触なし。

●今後の目標

同年代との遊びをもっとやってあげたい。
いとこ同士でもいいし、町中にゲーム会があればそれに参加させてやってもいいだろう。
もちろん俺がサポートする前提で。
ただ、無理にその場に居続けさせるが故にゲームが嫌いになるようなことはあってはならないので、
バランスが難しい。やっぱし当面は俺が主催するのが無難か。

ちょっと前のエントリでも書いたけど、このゲーム会の目的は

ミスターとコミュニケーションを取る。

だけ。
だから本当は欲張って目標とか決めるのはどうなんだろうという思いもある。
また専門の教育者でもない俺がこんなことを一々検討しても
遠回りで空回りなことしかないんじゃあないかと思ったりもする。
しかしこの数ヶ月で実際に育った所はあるし、知識も増えていった。
だからゲームは良いとかそういう方向ではなく、
コミュニケーションを取る、に関しては概ね達成出来ていると思うし、
そのための手段としてゲームがあって良かったなと思う。
人には向き不向きがある、というのが俺の持論だけど、ミスターがゲーム向いていて良かった。
上手い下手ではなく、ゲームが好きだ。
これからもミスターとゲームは続けていきたいし続けるだろうし、
なので俺も精一杯工夫してより楽しい時間を獲得できるようにしていこうと思う。

ボードゲームcafe「Blokus」に行ってきたヨ

以前ぱる(@machiconking)さんからうっすら話聞いていたし、
SUBBOXとほぼ同時期に出来たという上田のボードゲームカフェ Blokusに行ってきました。
俺が今住んでいる千曲市が長野市と上田市に挟まれているので、
SUBBOXもBlokusも行きつけに出来れば良いかなーと思いつつ。
ちなみにBlokusのほうが若干遠い。道路事情が安定しているので、
50分で付くと考えるとSUBBOXより到着時刻は安定してりするのだけど。

まだ出来たてということもあり、店内はあまり物がなく整然とした感じ。

そもそもがNPO法人の事務所の一階部分を何か使ってみようという試みで始まったらしく、
いきさつを聞くとボードゲームありきで、カフェはそのスペースとしての費用を頂く名目のよう。
(解釈違いがあったらごめんなさい)
出来たてということもありメニュー…というより最初にペットボトル入りのドリンクを頂く。
今回は初回ということでワンドリンクおよび場代をサービスしていただけた、大変ありがたし。
ゲーム数も仕入はしたものの、昨今の物流滞留事情により、
今日はそれほど数が揃って居なかった。
いずれにせよ今後に期待って感じ。
飲食よりは「場」の提供を頑張りたいという意気込みを感じた。
細々したツッコミはおいといて、まずやったゲームから

・Blokus
そういえばここに来るまでブロックスの綴りを

Blocks

と誤認していた。このお店のおかげで正確な綴りを知ったこととなるw
何度かやったことあるが、いつも一位が取れないどころか最下位。
そして今回も最下位。うーむ、苦手と言いたくないんだけど苦手だなこのゲーム。
好き嫌いで言えば好きなほうなんだけど、勝てない。
負けが込んでいる結果を見て苦手と言わざるを得ないのが強いて言えば苦痛かな。
好きなんだけどなあ。
だから定番のわりに自分で持ってなかったり。
(タイマンができないのも原因の一つだけど)

・メイクンブレイク ジュニア
本家は何度もやってるけど、ジュニアは初めて。
ルールを確認したら、時計や色別積み木はなくて、最初に設計図の形通りに組み上げたプレーヤーが
白い木を取り、ディーラーが確認して合格したらチップ取得。
チップ10枚で勝利。
おう、どっちかってとウボンゴに近い。
ただ、色がないのでウボンゴよりも大分ハードルは下がる。
というかここのメンバーがウボンゴやったことない人だったので、
今度機会あったら持参しようかな。
やりながら、ちょっと木が小さいのが難点かなと。
そもそも大人向けではないので子供にはこれくらいが丁度いいのかな。
こちらは同率一位げっつ。

・CUBIRDS(キューバード)
俺の持ち込み。
カードに描かれている鳥をコレクションしていくゲーム。
7種集めるか、3羽コレクションを2種集めれば勝利。
手札は8枚からスタートし、
場札に出ている札とプレイした手札で同じ鳥のサンドイッチができれば
間にある札を全て取得出来る。
手札に規定数の同じ鳥がいれば、「群れ作成」を宣言でき、
小さい群れなら1枚、大きい群れなら2枚、コレクションに加えることができる。
買ったときはどうなるかな?と思ったが、存外に面白い。
ラウンドが進む毎に進行が加速していくのも面白かった。
また、種類毎の鳥の枚数が絶妙。
僅差で終了するゲームをプレイするたびにどんだけテストを繰り返したのだろうと
作った人へ思いを馳せてしまう。普通に俺内名作。
勝ち抜け方式なので、負けました。

・カルカソンヌ アマゾンズ
ジャンボカルカソンヌ大会での優勝賞品が、これのタイルだった。
そして一枚タイルを持っていても仕方が無いので、
本編を購入して、記念品を中に仕込む。記念品だからとっておいてもいいのだけども、
ゲームは遊ぶものだしね、その辺は出し惜しみできない。
カルカソンヌ本編と基本的な部分は一致するが、
アマゾンズは場の中央に「ボート」が存在する。
これは大きい川(アマゾン川)を川下りしていくというギミックで、
タイルに3枚存在する「!」タイルが置かれるたびに、
ボート先頭の人が水中にいるワニやピラニアを得点できる仕組み。
というか驚く程ボートゲームだった。
本編のカルカソンヌより、ボートで一位とったほうが差がつきやすい。
(もちろん!が連続して出るとあまり差が付かずにおわるけど)
というわけで改めてこれはインスト書こうと思った。普通に面白いし。
ただ、説明に手間取ってしまって同卓の方々には申し訳なかったと思う。精進します。

(7/19追記)
重大なルールミス発覚。
写真にはアマゾン川(太い川)が乱立しているが、これはNG
アマゾン川はアマゾン川同士で繋げる必要がある。(地形合致で接続はできない)
かなりデカイミスだなあ。次は気をつけようというか
とっととインスト書いて漏れ無くしたほうがいいなー。

前段でも書いたが、今のところカフェというよりはボードゲームスペースと言った感じ。
それだけに可能性はとても見いだせた。
欲を言うともう少し入りやすい導線がほしいかな、と。
これはよほどのことがない限り上手くいかない話なんだけども。
(たけさんにも言ったが、ボードゲームは敷居が高い的な意味で)
SUBBOXと違って地上のお店なので、うまく外側に向けてアッピルできればなあと思う。
そういえば地上1Fにあるボードゲームスペースって初だ。
なんだかんだで今まで言ったゲームスペースはことごとく地下もしくは2F以上だよ。
立ち位置がきっちりカフェだったらボドパスの宣伝しようかなとおもったが、
それは次回以後にしようかな。
もう少したけさん、てんちょーさんとお話して、どう盛り上げたいかの議論をしてきたい感じ。
俺の立ち位置も今のところは長野のボドゲ事情を盛り上げたい参加者、なので。

知的障害の子とボドゲを遊んでみる 100

記念すべき
100回目なのに!
なんと一本しかゲームをやっていない。
この「しか」という表現が出来るようになったところが
実は一番の進歩だとも思うのですが。

「今日は19時のニュースを見ます(原文ママ)」とのことだった。
ミスターはニュース好きというか普段のテレビニュースしか見ません。
多分緊急車両が出るかどうかだけに注目している。

というわけでいつも通り淡々と。(まとめはまた今度書きます。)

ミスター(息子)のステータス
7歳(小学校二年)
文字…部分的に書ける、読める。
計数…1から順に指を折ればできる。但し20以上は怪しい。
計算…できない(算数の授業はとりあえず数字の書き取り)
会話…語彙が足りない、が、部分的に通じる。

●busy,busy Airport-5

最近なにげにご無沙汰だった飛行機ダイスゲーム。
ダイスのわりにすごろくじゃないところが実は良いのかもしれんし、
ミスターの食いつきも実に良い。
コンポーネントが食いつきに資する部分が多分に大きいのも否定しない。

★観察できた内容
このゲームが記念すべき100回目にチョイスされた理由が面白かった。
「7月に入ってからやってないので」
だそうで。まったくもってその通りなのだが、
あれ、いつの間にか7月という「月」の概念できてた?
冗談抜きで毎日ジングルベル歌ってるから毎月12月に生きていると思っていたよ。
7月をカウントして、かつ以前と今の区別が付いていたことを褒める。

一昨日の従兄弟同士ゲーム会で手番が待てないのがやっぱり問題と思ったので、
今日は極力手番待ちをしてもらうことを重要視した。
なにげにこの部屋でやるのも初めてだし、集中するには良いか。
各場所の配置はそれなりに手近な場所にしてゲームスタート。
順当にお客乗せとフライトの目が出ているので進行には問題なし。
また、今回写真に写し忘れたが、カードスタンドをでお土産を立てて
得点は非公開という状況を作った。(今までは公開していた)
これによって未来の予測からくる悲観的ビジョンはとりあえず避けられるかな、と。
細かいことだが、そして言うべきか迷ったのだけど、
お客さんを降ろすというアクションで空中からパラシュートで降ろす、という手段を用いたので、
きちんと着陸して、降ろしてあげようと言った。いやー細かい。
でも実際ミスターがパラシュートで降りろって言われたら出来ぬだろう?
お土産を降ろすときも同様にきちんと着陸してもらうようにした。
俺自身、ミスターをいかほど周りに調和させるかどうか迷っているので、
出来そうな所は合わせてもらおう、くらいの意気込みだった。
うーん、これはブレそう、俺が。
書いてて思ったけどやっぱり手番待ちを徹底だけに注力すべきだったかも。
俺はミスターが飛行機を飛ばしたり、お客さんを乗せている最中、
不動の構えで見守るようにした。こうしてて欲しいという手本にならんと。
で、ミスターは俺の手番で飛行機をビュンビュン飛ばすので、
やっぱしそこは相手の手番を見ておこうよ、とだけ言った。
正直相手の手番の情報はあんまし要らないのだけども。
あらゆるゲームで相手の手番というものは発生するので、
そこをどうおとなしくしていてもらうか、今後も大いに悩むところだ。
おとなしく、というのも俺の希望でしかないので、
相手が気持ちよくゲーム出来さえすればいいんだけどね、難しい。
ということをいろいろ考えていたらあっという間に終わった。
なんと20vs20で同点。記念すべき100回目の勝敗は見事な痛み分けとなったのだった。