知的障害の子とボドゲを遊んでみる 139

毎年夏~秋連休にかけてBBQを執り行うが、
長野に引っ越してからも同様に行えたので、
今回はミスターがボードゲームを始めてから初の開催でもあるし、
メンバーたくさん居るのでやってみようかなと。
BBQ自体のまとめはしたことがないので未定。

ミスター(息子)のステータス
7歳(小学校二年)
文字…部分的に書ける、読める。
計数…1から順に指を折ればできる。但し20以上は怪しい。
計算…できない(さんすうドリルのおかげか、数えることについて抵抗はなくなってきた。)
会話…語彙が足りない、が、部分的に通じる。

●ハムスター秘密基地-6

BBQメンバー、ジ様、mさん、アシュくんが到着したところで
ミスターが大ハッスル。ゲームをやりましょうとのことなので
ゲームを選んでみてもらったところ、まず最初に選んだのがこの地獄すごろく。
メンバーがいないとクリアできんというのが体に染みついたか。
22日昼間は俺、ジ様、mさん、ミスターの4人。
(アシュくんはマニュアル読みしていた。)

★観察できた内容
久しぶりなんだけどなんとかルールは覚えていたよう。
出目は標準的だったけど、寄り道がなかったのでこれ余裕か?
と思いきや、やはり薄氷の勝利。
受け渡しに関する戦略を全然思いつけないので、
この辺はやはり周りのサポートが必要。
やれることとやれないことのバランスが旨い具合にちりばめられているので
違う意味でミスター向きなんじゃあないかこのゲーム。
ラストは葉っぱが全部散って最終ターンの3匹目ハムスターで終了という
劇的なエンディングだった。

●キャッスルフラッターストーン-4

コウモリ城。これはミスターより他2名にインストするほうが時間がかかった。
すごろくなんだけどすごろくじゃあないみたいな。
基本ルールだけだとやっぱし物足りないかな。
お邪魔カードを入れると途端に難易度上がってしまうと思ったのでそのままで。

★観察できた内容
やり始めてから気がついたが、そういえばインストにも
練習してから対戦すること、と書いてあった。てへぺろ。
いきなり他の2名は本番に臨んでもらったが、なんとかしてくれていたので助かった。
窓くぐりは3歩進む、と説明したらみんな当たり前の様に窓狙うんだけど、
狙うとなかなかくぐらないんだよなこのゲーム。
ミスターはミスターでリテイクあり、堀ドボンアリだったのだけど、
このゲームは人数が増える程、1歩あたりの重要性がとても増す。
ミスターが他を追い抜いたところで窓くぐりをかまし、
4歩リードくらいで優勝、普通に強かった。

●ファウナ ジュニア-9

定番?クイズゲーム。
定番と言い切れないのがこのゲームの悩みどころ。
場数は踏んでいるんだけどズバリ答えを聞きたい欲求が強すぎて
なかなかチャレンジに至らない。

★観察できた内容
4人戦だったので、今回はハンデとして大人は全員1チップで。
ミスターは生息地複数賭けよりも、重さ賭けのほうに魅力を感じてしまうようで、
どうしてもバイク以上の重さに賭けたがる、
というかバイクに賭けたがるw
バイクとトラックの間の重さ、に賭けているハズなんだけど、
本人的にはバイクとトラックにズバリ賭けている感じなのかもしれない。
重さの概念が曖昧で、レンジという考え方も曖昧で、
そもそも大きさ比べが苦手なので、ガチ知識で競える
草食可否や卵生有無で勝負したほうがいいんだけど、
そっち方面は不安らしい。
ゲームっぽくはならなかった(ミスター優勝だけども)けども、
ミスターがどうしてそこに賭けるか、については深掘りしたいなとちょっと思った。

●タンブリンダイス-9

久しぶりにミスターとプレイ。
導入当初は連日やったものだが、とうとうファウナにプレイ回数が追いつかれてしまった。
ダイスをおはじきして止まった地点で得点を決めるゲーム。

★観察できた内容
これは深い。
大人と子供がほぼ同じ条件で闘うのに、ダイスを弾き飛ばすルールが存在し、
そもそもダイスが良い感じにつるつる滑るものだから
ジ様もmさんも苦戦する。
弾き飛ばした0点ダイスが4点x4の16点に化けたりとか、ドラマチックな展開も多い。
ミスターは相変わらずダンボールで弾いていた。
特に戦略はなく、相変わらず右手の4点狙い。
そういえば必ず右手を狙うけどこれ右利きだからかな?
2戦やって一戦目はミスターの逆転勝利。2戦目は俺が4点ゾーン維持して勝利。

ここから夜の部

●窓ふき職人-1

新ゲーム。
場に置かれた7枚のパネルに35個の窓が描かれている。
山札からめくられた窓と同じ窓をパネル上で指さすとめくった札を頂ける。
山札終了までに一番多くの札を集めた人が勝者。

★観察できた内容
たしか4人戦。
札を取るだけなので、ミスター以外はあっという間に把握しているのだが、
ミスターがなんだかまごついている様子を皆が察してくれて手加減してくれた。
特に一番年が近いSちゃんは露骨に手加減してくれてた。本当にありがたい。
ミスターリードのまま中盤まで進んだんだけど、他が札とったらミスター癇癪。
薬服用してなかったようで、癇癪+場をひっくり返したのでそこで終了。
俺もちょっと癇癪起こしてそこでゲーム止めてしまった。
今回はお客を呼んでるホスト、という責任もあったため、
加えてもてなさねばならんお客様にミスターをもてなして頂いているという思いが強く、
沸点が低くなってしまっていた。大反省。
やるならきちんとお客様に状況を説明し、
癇癪が起きたらどうする、を周知した上で始めるべきだった。申し訳なさすぎる。

●ミステリアスフォレスト-5

ミスターが落ちくまで奥さんに預けてしまった。これも申し訳ない。
落ち着いてきたミスターはやっぱりみんなと遊びたいということで、
協力ゲームないの?と問われたので、久しぶりにミステリアスフォレストを出すことに。
つまり、俺のチョイスでこうなった。

★観察できた内容
申し訳ないと思いつつもまた窓ふき職人と同じメンバーで始める。
俺はディーラーなので参加せず。
但し、協力ゲームなので、難易度はちょっと上げた。
Sちゃん、ゆけー、ミスターの3人PT(主人公ジョナス君は一人だけども)
アイテム収集フェイズではミスターがわりと関係ないアイテムを欲しがって
ゆけーに誘導してもらった。
ロキが7出たら勝ち目あるかなとおもったら本当にロキ7で収集フェイズ終了。
放浪者武器を取れば…とおもったら取ってくれて
なかなかディーラーとしてもハラハラする展開だったが、
結局ラス1の武器で女王倒しきって全員勝利。
今回のゲームで見えたけど、もっともっと盛り上げる工夫が必要だ。
ゲーム自体は面白いのでそこは俺がカバーしないと。

ここから2日目、そしてマンツーマン

●パカパカお馬-3

これを選択するときに、ミスターは必ず「パカパカお馬の歌」を歌う。
テーマソング、良い響きだ。
それでいてモチベーションが上がるってのは間違いなく奥さんの血だと思うんだけど。
すごろく、しかしアイテム7つ揃えないとゴールできないすごろく。

★観察できた内容
今回に限らず、初回からミスターと俺良い勝負してるんだな。
アイテムが良いあんばいに回るというか、普通に手心加えずに負けている。
さいころの面に工夫があるのだろうか、
良い塩梅に道具と進行の2択が出来ているし、
ゲームが良く出来ているってのは間違いなくあるんだろうし、
それにミスターがしっかり乗っかっている図式も素晴らしい。ちゃんと選択できている。
バリアントルールで障害物競走ってのもあるので、
もう2回ほどやったら入れてみようかな。

●キャッスルフラッターストーン-5

マンツーマンでも選択される位定番。

★観察できた内容
特に理由はないんだけど窓くぐり連発、俺もミスターも。
計6~7回窓くぐりやって、最短時間でミスターが優勝してしまった。
パカパカお馬もそうなんだけど、これらのゲームは
どうも勝利後の俺とのハイタッチがしたいってのも
わりとモチベーションになっているっぽい。

●ラビットラリー-9

記録がある中で最短ゴール設定。なにせいつもの机の上だ。短すぎる。
緑3本でれば終わるんじゃあないか?くらいの短さ。

★観察できた内容
何度も念押しした、本当にこんな短距離で良いの?と。
その前のキャッスルフラッターストーンも短時間で終わったので
消化不良になりゃせんか?と思ったんだけど。
案の定ミスターの勝利で、しかも5分くらいで終了。
ハイタッチが出来たのはいいんだけど、
そのあとゆけー達にカルカソンヌをインストする為に
今満足感をあげたかったので、
若干満足感が足りなかったご様子。
よって、これ以上のアナログゲームよりは
マリオカートでちょっと待っててもらうことにした、
というか本日はこれくらいにしておかないと消化不良起こすしおすし。

最終日、4人戦

●ラビットラリー-10

最終日、もろもろイベントは消化され、
のこったジ様アシュくんと最後に何か…ということでラビットラリーが選択され、4人戦。
前日とは打って変わって歴代2位の長さのゴールが設定された。
つーか何回ダイス振れば終わるんだこれ。

★観察できた内容
もうね、全然終わりませんわー。
3分の1くらいまで進んだところで大分ドラマは終わったんだけど、
消化試合というにはちょっとミスターが頑張っている感じなので、
途中奥さんが歯磨き迎えにきてからちょっとゴールを縮めた…
直前にジ様とアシュくんが大分リード。俺は2回橋が沈むという失態。
ミスターは「2位狙いするかなー?」とか言ってたので
ゴール近くでジ様がリードしても大丈夫かなと思ったが、
予想に反してぐずる。薬は服用していたので物理的には落ちついていたんだけど。
ちょっとジ様が気を遣って、何が出ても青以上ルール(緑はそのまま緑扱い)
さらに俺が気を利かせて大人だけエクストリームルール(ダイス振る前に石を置く)
にしたけど、時既に時間切れというか、ジ様が1位。ミスター半べそ。
また、途中でミスターが紫出たときに我々が「青でいいよ」と言ったのだが、
「紫でたよ?紫だよ?」と紫で橋渡そうとしていた。
青以上ルールが伝わっていないというより、
しっかりプライドを持ってルールを守り抜こうとしていた。
俺達大変失礼な事してしまった。
結局ミスターは2位だったがミディアムにんじん(順位に従って大きさが違うニンジンを獲得できる)
の受け取りを拒否してしまっていた。
もうちょっとミスターを慮ってゲーム進行すべきだった。反省。
但しゲームの体験自体は、みんなと遊ぶ事自体は楽しかった、
またやりたいと後日風呂で聞く事となる。ちょっとだけ救われた。

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