ジャストシステムのあたらしいアレ

毎年2/9はジャストシステム記念日というか、
新しい一太郎が発売されるというか。
当然次期一太郎予約(Justsuiteとして)したのでたまには思い出とか。ほんの少しだけ語ろうとか思っていたら
過去最大に比肩するボリュームになっていたので
やむなく追記

 

私とジャストシステムとの一太郎初代に遡る。
つっても初代が出た時期は当然PCを所有してないので
付き合いというにおこがましいかもしれんが、
PCのワープロソフトだと言うのに
当時メインで利用してたキャノワード(まあキャノンのワープロだわ)に
インターフェイスが酷似していたので超絶使いやすかったのだ。
つーかよく考えたらキャノワードがインターフェイス真似たのかもしれんな今考えると。で、DOS時代はとりあえず4までおつきあいがあって
Windows3.1から5に移行したかな。
カラーの一太郎は当初気味悪くて戸惑ったが
その頃にようやくATOKを認知する。
当初は一太郎の機能の一部として日本語入力ができるとか
本気で思っていた。
あと5のあたりはインストールフロッピーが10枚組?とかで
やたら再インストールがめんどかった記憶がある。

さらに時間が経って98年初頭にようやく自作DOS/Vを手に入れたので
当時新作の一太郎を手に入れようとしたのだが
単品よりなんか要素がつまってそうなOFFICE8をアカデミ値段で購入。
中身は一太郎、花子、三四郎、五郎、Sasuke、Shuriken、JustDiverだった。
一太郎は理解できたのだが他のが全く理解できん。
てゆーか最初のDOS/Vかつネット接続もしたことないよーなPC初心者っぷりだったので
とりあえず諸々のインストールを行ってみた。

・花子
総合グラフィックソフトと現在では銘打っているが
なんつーかCADソフトにグラフィックがつきました、のが正しい気がする。
イラレにもフォトショにもなれない、そんな感じ。
しかしながら同梱の花子フォトレタッチという
簡易フォトショみたいなソフトは超絶お役立ちだ。未だにたまに使うし。
トリミング機能があれほど便利なソフトは当時他に無かったと思う。
ちなみにその時点でフォトショップも所有していた。

・三四郎
表計算ソフト、当時大学でLotus1-2-3による表計算を勉強していたので
まったく畑違いな上、変数定義、スクリプト、関数に至るまで
完全独自のこやつを扱うかどうか非常に迷ったあげく
結局買ったのに使わないのはもったいないだろうということで
攻略本を買ってまで熱心に利用した。
未だに利用できる表もいくつか残っているが
というか実家の診療所の実務に利用しちまったものとかあって
もうこれは一蓮托生でがんばろうとかおもっていた。
三四郎9で開発中止及びOFFICEの発売中止が決定したときは
とうとうExcelに移行せねばならんという残念な思いよりも
自分が蓄積した三四郎知識が全く無駄になる残念な思いが強かったのが記憶にある。
・・・とおもったら三四郎2005というメジャーバージョンアップが再び起こったりして
もうなにがなんだか、なのである。

・五郎
データベースソフト
DOS時代にはデータベースに全く触れていなかったので当初無視していたが
その後ゼミでAccessを学習し、そんでデータソフト五郎を思い出したので
試しに自宅のCD管理に使ってみようと思ったが
これまた独自の境地だったりしたので使用をやみる。
これも三四郎と同様の状況になったので本気にならなくてよかったと
少し胸をなで下ろした。
そういえばJustsuiteに搭載されてないな。
やっぱしデータベースはあきらめたってことか。

・Sasuke
スケジュール管理ソフト
最近のShuriken使いならインストールのときに
Sasukeプラグインを導入するという謎メッセージを目にすることがあるかもしれんが
まじめにOutlookを目指していたっぽいスケジューラだったりする。
が、PIMって方向には行かなかったし、ネットワークスケジューラとしてもイマイチなんで
メジャーバージョンアップされずに潰えた。
3ヶ月くらい使って、持ち出しができないスケジューラは全く意味が無いことを思い知らされ
そして私をしてPDAに走らせた原因になったソフトなのだ。

・Shuriken
ちょっと出会いが特殊。というのも
当初私はネスケコミュニケータのメーラーをそのまま利用していた。
ユードラは肌に合わないし、電信とかは名前も知らなかったし。
かといってアウトルックも大嫌いだったので。
ネスケの4.7くらいまでは軽快に動作してくれたのだが
2000年あたりからの一連の買収騒ぎ及びネスケ6以後の動作の重さ
スタイルシートを多用するページが増えたなどの理由から
ブラウザの変更を余儀なくされ、従ってメーラも変更する必要が出てきたので
いろいろメーラーを試したところ、Shurikenがもっとも軽快に動作し
ATOKとの親和性の良さがあったので選択した。
というかタダで手に入るシェアウェアメーラーがそれしかなかったとも言う。
以後は大活躍である。
特に2からの仕分け、4からの迷惑メールフィルタの出来が良かった。
この度Shuriken2007が3月に発売されるが、大いに期待している。
4以後はユーザーインターフェイスについて大分ジャストシステムの窓口に意見していた気がするので。
とりあえず他多数だろうが反映されたなとして見られる部分が2つ
特長3 仕分けの設定がよりかんたんに
特長4 迷惑メールは着信報告しない設定で、さらに快適
こと特長4に関しては必須だとおもっていたのでとてもありがたい。
3月9日が待ち遠しいのである。

・JustDiver
Sasuke以上にマイナーと思われるのがコレ。
まず名称からアプリが連想できない。実は単なるブラウザなんだが。
ジャストシステムはその昔プロバイダ業もやっており
あわよくばポータル事業としても成功したかったという野望があり
有料ブラウザが群雄割拠していた頃、独自にブラウザも作りがんばっていた。
今時の若い衆はIEやネスケがパッケージ販売されていたなんて
想像もつかんのじゃあないだろうか。
ともかくその流れに乗ってがんばろうとした。

全く関係ない方向から話を進めると
DOS/Vを購入した私はついでにダマされて外付けモデムも購入して
インターネッツをできる環境にはあったものの
どう接続して良いのやらまったくわからん状態であった。
大学いけば端末あげた時点でネットワーク接続されているし
恥ずかしい話、LANケーブルもしらなんだ。
自宅にDOS/Vが入って大喜びしてオッサン(一応助教授)に相談したところ
ネットの接続には学校をプロバイダにするといいぞ、と。
一応プロバイダは接続業者とかそのへんまでは理解できたんだが
そっから先が意味わかんねえ。
モデムと電話線を結ぶとかやって、普通ならここでダイヤルアップネットワークで
接続先作成なんだが、そのへんがちっともわかってなかった。
というか電話線つければネットがつながるとか普通に考えていた。浅はかすぐる。
これ書いていたら初めて電信柱が敷設されたときに
風呂敷で電線に荷物くくりつけた剛の者がいるって話を思い出した。
これとJustDiverがどう結びつくかって所なのだが
とうぜんネットの(物理的な)接続準備が整っただけでは
ブラウザ立ち上げてもなにも起きない。
その日は何故ネットがみれんのだ!ってとこでのたうち回り
オッサン(一応助教授)にさんざん愚痴って寝た。
というか愚痴聞いてる暇あったらダイヤルアップネットワークとかの
トラブルシュートしろよ!って感じなのだが
悲しいことにオッサン(たぶん助教授)も私も
LAN環境からネットしたことがないので、ダイヤルアップという常識が無かった。
次の日しばらくいじってそれからJustDiverというブラウザを思い出し立ち上げて見ると
なんかインターネットが見れるではないか。
というわけで喜んでJustDiverでネットしてた。
そもそものカラクリはJustDiverの起動順序に依っただけだった。
というのも上記で述べたとおり、ジャストシステムは当初ネットでがんばる為に
独自でブラウザを開発したと言ったが、独自にダイヤルアップネットワークも作成してた、こっそり。
なんのことはない、接続無視してJustdiverを立ち上げる若造に代わって
勝手に自分の局に対してダイヤルし、そんでプロバイダ契約をオンラインで行わせるための
仕組みなんだが、他のプロバイダと違ってブラウザから独自供給だったので
勝手にダイヤルアップ接続をしてくれたと。
耳を澄ませばなんかモデムがどうさする「ピーヨロロロロー」みたいな音も聞こえるし!
ここまでの紆余曲折を経てようやくネット接続ってものの
物理部分と論理部分の歯車がかみ合った、というか説明書とか嫁オレ。
本来はジャストネットに契約するためのホットラインのはずなんだが
これでネットしまくるという外道な行為をしばらく続ける。
ビタ一文ジャストネットとは契約しなかったが。
ともあれ、ひょっとしたら一生役にたたなかっかもしれんこのソフトだが
私としては非常に思い出が深く、忘れられないソフトになった。
二度と利用することはないだろうが(´_ゝ`)
このソフトと連携してデスクトップサーチみたいな機能を提供するソフトが
OFFICE9あたりからあったけどなんだったけかな、忘れた。

ひとまずJustsuiteを予約してもうたので
思い出したこと、思い出をつらつら書き連ねた。
まさかこんな長文になるとは思わなんだ。
せっかく期待しどころ書こうとおもって
全然新機能とか言及できてないし。

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6 thoughts on “ジャストシステムのあたらしいアレ

  1. イイヨーイイヨー生々しくて

    僕は昔から理系ヤロウだったので、
    音響カプラつないでネット!!とかなんか楽しそうでいいなーとか
    モデムが無い時代から情報収集だけしてたなー。
    高専時代に自分で最初に買ったノートPCはハードディスクも無かったし、モノクロ液晶だったな。
    ネットが普及し始めたのは大学生時代で、まだニュースとかが強くてWEBは新参者だったな。
    モザイクとかいうGekkoエンジンの系統のブラウザだったような気がする。
    次にPCを買ったのは社会人になってからだったから、全然困らなかったな。
    いや、会社の寮だったんだけど、ネットにつなぐには寮の特殊な電話環境を提供している業者の
    めちゃ遅くて高いネットサービスを使わざるを得なくてすげー困った。
    でもディアブロとかスタークラフトとかのネトゲでワクワクしてたのを覚えてる。

  2. あけおめです(遅

    Shurikenは僕も使ってましたねー
    昔はIMEだと不便で不便でしょうがなかったけど今だとATOKに
    違和感を感じてしまいそうですなぁ(笑)

  3. >ゆけー
    高校のときうちのホームステイに来てた人に
    初めてノートPCさわらしてもらったんだわさ。
    HDDなんぞついてないから
    とりあえずゲイム遊ぶためにまず覚えた単語が
    「install」だった…

    >たきたき氏
    いまんとこ着任した職場すべてに
    Shuriken及びATOKインストールしてますが何か?w

  4. そういえば、うちの年賀状作成ソフトの筆まめのオンライン版がサポート停止したんで、
    新しい乗り換え先をさがして、、、、、JUST HOMEとかどうですか?

  5. >ゆけー
    昔SOTECのほとんどのPCにジャストホームがプリインスコさりてて
    それで触った思い出ならある。
    3になって目新しいとこあるかなーとおもったが
    わしが触った時とあんまし変わっておらぬようだ。
    とりあえずご家族がメイン利用なら止めないが
    年賀状ソフトとしてメイン使用するとか
    明確すぐる目的があるならお勧め出来ぬ。
    ってか筆まめオンラインサポートやめちまったんか。
    hpのプリンタについてきてたからこっそり愛用してたのに…

  6. やっぱりだめかー。JUST HOME
    アドレス帳あたりをShurikenとシェアできれば多少なりとも便利かな。
    と思ったんだけど、Shurikenと別ソフトだからインポート/エクスポートはできても
    Syncはできそうにないね。

    筆まめは年売りの方だけでいくことにしたみたい。
    一年間のサポート料金がパッケージ版と大差無いのになぁ。
    オンライン版が無くなれば、パッケージ版のサポートが厚くなる可能性があるからいいけど。

    今年の年末に筆まめを新調するか楽々はがきあたりに乗り換えるか、また検討しなきゃ。
    そのまえにPCを新調しなきゃなんだけどね。

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