ユーロネズミー

天地のとこに乗っかっていたディズニーで唐突に思い出した。
あれは確か1998年だったか。

唐突にヨーロッパ巡りをすることになった。
両親と一緒だったわけだが
そりゃ道中のみで
基本的に我が家は皆単独行動を好むため
私も必然的に一人でできるもん状態にならなきゃならぬわけである。

年越し・・・というか
正月連休に行ったのである。
そして兼ねてより行きたかったユーロディズニーに行ってみることにした。

ソロで(つД`)

しかもよりによって大晦日

パリから軽やかに電車に乗ること30分程度で目的地にたどり着く。
そしてファンシーな入場券（なんかカード方式だった）を購入
もちろん一日フリーパスってやつだ。さあ乗りまくろう。

フランスのダズニーってのは入り口に敷石がまあパネル状にはめ込んであってだな
お金支払うとそのパネルに名前刻む権を買えるのだが
さっそくというかそこはカッポーで名前刻んでいるヤシばっかだったので
悔しいから一人で刻んでやろうと思ったのだが
500フランとかするのでやみた。
お金も連れ添いもなかった。そして寒かった。（気温－12℃）

ともかく全体のノリが明るくて日本のやる気ナスなバイトが運営するアレしか見てない人は
一度欧州いったほがいいんじゃあないかと喧伝できるくらいの良さだったのだが
その明るさが当時のわしに一層影を落としていたことは否定できない。
好きで行ったとはいえ、かなり若気の至り。
なぜまた大晦日とか特別な日を選んだか未だにわからん。

あと、当時はヒゲ面だった。
美髭公とか言われてたしな。そこまで長い髭ではなかったが、
スタパ斎藤ってかキューブリックってか、まあそんな感じ。
それがホワイトのヤッケを着用してカッポーのど真ん中を闊歩。

小物にも気を遣うのが紳士。
ユーロダズニーのスペースマウンテンは
さすがジュール=ベルヌの故郷なだけあって
外側からすでに素敵だった。
ロケットの打ち上げを模したスタート地点てか
乗る時点で斜めなわけである。もうギミック満点。
すげーなーとか思いながら
ビジュアルメモリでチャオの育成やってた。

そして順番が回ってくる。
ソロの特権を活かし、一番先頭を陣取る。
もちろん先陣切って騒ぐために決まっておろう。基本。
ひげ面でにっこり先頭。
んでもって係の人はにっこりとカッポーを私の後ろの席へ誘導していくわけだ。
そんなわけで先頭ソロ。
間違いなくわししかソロいなかった。
しかも東洋人でひげ面。
係のにーちゃんねーちゃんはコスプレとかしまくりで
えっれえノリがいいのはどこも一緒だったが。

スペースマウンテン及びビッグサンダーマウンテンとか
なんか日本よりこぢんまりしていて
なおかつスパイラルの数が当社比3倍である。おもすれー。

ソロとか負け組とかそういう気分をふっとばすほどに先頭ではしゃいだ。

乗り終わって外に出ると出口に衝撃の映像が。

なんか乗った人の全員の撮影が秘密裏に行われているのである。
当然一番先頭のひげ面の東洋人が嬉々としている写真が一番右上の
ディスプレイに誇らしげに映し出されている。
なんか何人か指さして笑っている気がする。言葉が通じないってのは恐ろしい。

というか

まさかあそこで光ったときに写真とってるとしっていれば・・・僕は・・・泣いた。

そんなこんだでハッピーニューイヤーの時間
ついに年を越すぞ～ってカッポー達がハッスルしているころ

シンデレラ城にはイルミネーションが点り

花火がどんどこ打ち上げられている頃

カリブの海賊乗ってました。寒かった。まじで。

万国共通で空いているみたいだ。
フロリダディズニーにソロで乗り込んだ弟にも確認した。

カリブの海賊の係員のにーちゃんねーちゃんが一番ノリよかったな。
なんかガラガラなとこに俺しかいないし、
必死で俺を盛り上げてくれた。ありがとう。ありがとう。
顔もう忘れたけど。
スプレーとか吹き付けられたのとか超覚えている。
模造刀で斬りつけたりとかな。
日本で同じことしたら多分通報されるからな、気をつけろよ。

午前2時に魔が差したというか
さすがに眠くなってきたので帰る。嗚呼疲れた。
もうコネーヨヽ(;´д｀)ノ

そんなこんだでわしの1999年はスタートしました・・・と。

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