メモる癖はつけたほうが良い

昨日のエントリに付随して考えたこと。
なんでもそうなんだが、「失敗したという経験を得た」
という状況を作るには、その経験を記録しておくと尚良い。
ただ、なるべく財産になる記録を付けるようにすると、
それなりに工数が掛かってしまうし、
実はそのまとめに一番工数が掛かってしまう。
記録は好きな時に引っ張り出せないと意味が無いからだ。

生まれて初めて記録を意識したのは中学生のとき、
毎日父と将棋を指していたのだが、とにかく勝てなかった。
あまりに負け続ける(中一はずっと負けていた。)ものだから、
たしか3学期くらいから星取り表?みたいのを付け始めた。
確かB5ルーズリーフに日付マスを羅列して、
勝った日に○、負けた日に×というたいへんシンプルな表なのだった。
今考えたらカレンダーにマルバツ書き込めば済む話なのに、
どうしてそういうものをわざわざ作ったのかは本当に謎である。
勝ったことがないのだから最初は×ばかりつける苦痛が続いたものだが、
その表をつけることで、きっかけが出来た。
この日はなんで負けたんだっけ、と考えたり、
たまに指さない日があったりすると
なんで指さなかったんだっけ、と考えたり、
一旦立ち止まって考える材料となったのは間違いない。
そんなこんだで、中二の初夏くらいに初勝利の○を記載できた。
以後はやっぱり負ける日も多かったが、マルとバツの数から
よりいっそういろいろ考えるようになった。
負けた後の勝ち方、勝ったあとの連勝維持の仕方、とか。
本当に些細なことなんだけど、記憶ってひっかかるものがあれば
それなりについてくるもんだな、とあとから思ったモノである。
一度やった失敗は繰り返してしまうが、
何度も同じところを行ったり来たりする苦痛は
これで大分軽減されたのではないかと思う。
ゲームは下手だった、でも上手くなりたい
という気持ちはそれなりにあったので。

大分時間が飛んで、次に記録らしい記録をゲームでしたのは
ビートマニアだった。
インターネットランキングに参加したということもあるが、
自分のスコアがある程度、で伸び悩む。
とりあえず全国100位以内とかそういう大きな目標ではなく、
まずAAAくらいはとりたい、という欲求があった。
そこで今度は手書きで得点を書き込める表を作成した。
そんな表はなくたって普通にメモ帳に
111-222-333-444-555
とか書けばいいのだが、
これは気分の問題。
シンプルに5曲それぞれのスコアと合計点を書く。
それをあとで三四郎(当時はExcelでなく三四郎をつかっていたw)
でまとめる。
まとめて、自分のなかのランキングを作るみたいなことまでやった。
これも作業の繁雑化がいやだったので、
得点のみのシンプルな構造にしたが、
ともかくこれで狙ったコースはAAAとれるようになったし、
それなりに周りと競えるような腕前になれたことに資したはずだ。

今後もできれば記録はつけていきたいと思う。
思うけど、手順が煩雑になると
記録そのものをやめてしまうことが多い。非常に多い。
幸い技術は発達したので、
例えばその場でスクリーンショットを撮るだけでも
大分記録として役に立つ気はする。
自分の技術向上の為に、できるだけこの決心は
鈍らせない様にしていこうと思う。
忘れていなければ。

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