アナログゲーム療育講座にいってきた(幼児編:2周目)

療育講座を聴き始めてまだ一年は経っていないが、
経験はそれなりに積めたし、疑問点もやはり沢山出てきたので、
知識の擦り合わせとして療育講座、2周目開始しました。
https://sugorokuya.jp/event/dccw/
イベント概要については上記WEBを参照されたし。

加えてアサカツはどうしようとか、
ミスターの負けが我慢できない問題どうしようとか、
質問したいことを質問しようかなーと、
こちらは半分達成されて、半分達成されなかった。

●楽しい色並べ

お初ゲーム。8色の絵の具カードを並べて
その上に同じ色したモチーフのカードを置いていき、
カード出し切った人が勝利。
絵の具が場に全部出れば先手の人が勝つ。
ゲームとしてはかなりカンタンな部類に入るが、
これでシンボル機能を養いましょうというツールである。

【公式】アナログゲーム療育アナログゲーム療育とは、市販されているカードゲームやボードゲームを使って、お子様同士が関わり合いながら楽しくコミュニケーション力を育てる療育技法です。 参加者の発達段階にあわせたゲーム選びや支援者の適切な介入方法について、また「ゲームに参加しない」「負けるとかんしゃくを起こす」などのトラブル対応について、講演会や研修会を通じて、誰もが実践できる形でお伝えしています。
【公式】アナログゲーム療育 bit.ly
【公式】アナログゲーム療育

正直これだけだとゲームとして楽しむにはかなり厳しい、けども
ミスターにはそれなりに効果的だろう。
勿論一人で余裕でこなせてしまうのだけど、
それが故に「勝てるゲーム」「達成感を味わえるゲーム」としての
存在感は大きいのかな、と思った。
なんかのついでに入手出来そうだったら入れようかな。
あともっと小さい子向けには絶対向いている。

●スティッキー

●レシピ

定番ゲーム、うちでもかなりの回数やってんので説明割愛。
久しぶりといえば久しぶりに原版レシピで、かつ大人同士で、
かつカード非公開でやった。
これは普通に大人同士でも楽しいと思うので、
まだ知らぬ人いたらどんどん導入して頂きたいと思う一品。
療育云々抜きにしても。

●どれの仲間かな?

前述の楽しい色並べと同じ会社、故かどうかはわからんが、テイストもそっくり。
しかしながら今回は色ではなく、モチーフの関連性でカードを並べていく。
代表カードというものがあって、車や職業など
「ジャンル」をシンボルとして並べていくため、
色よりは分かりづらい、難易度が高い。
また、4枚目の札を出せた人は連続手番が得られるなど
ゲーム性も強くなっている。
もっとも、幼児編という前提があるので、
あくまで楽しい色並べのネクストレベル用ツール。

参考出展
雲の上のユニコーン
マイファーストゲーム フィッシング

これらは各机でプレイとはならずに、一台だけ置いて、全員に体験してもらう形になっていた。
ユニコーンは未就学児にやらせてもいいと思うので、
もう少し掘り下げて欲しかった感じ。
バリアント次第でなんとかなると思うのです。

今回は人数が大変増えていてまずそこに驚いた。男女比は4:6くらいだったと思う。
普段のゲーム会が1:9とかザラだから、この傾向は興味深いというか
もっと男性ガンバレやと思うw
ゲーム設定をする際に、特にゲーム好きな人は難易度高目のゲームを設定し易いので注意、
と仰られていたが、そのへんについてはあまり心配しなくていいというか、
この一年でどういうものがいいか大分アタリを付けられるようになった。
このダラダラした記録たちもまんざら無駄では無かったと思いたい。

人数多目だったので、一番質問したかったことだけを質問させて頂いた。

ミスターが「負ける」ということを我慢出来ないと宣言したことについて。

結論から言うと、負けを我慢出来ないのならばそもそもアナログゲームをやらないという選択肢はないのか?
ということだった。
もう少し言葉を加えると、何も療育はアナログゲームだけではない。当たり前。
講座の中でも触れられていたが、7歳が一番癇癪が発生しやすいそうで、
あまり掘り下げて聞くことが出来なかったが、おそらくは「負け」も込みで評価出来る土壌を醸成してから
アナログゲームの割合も増やして行けば良いだろうということかと。
療育の手段というのは複数持ち得てナンボなのである。
いっそアナログじゃなくてデジタルゲームでも良いのではないですか、と言われてドキリとした。
その気になればデジタルゲームを死ぬほど提供することが出来るだけに、
逆に慎重になっていたきらいはあるかも。
ほっといても「今日はボードゲームできる?」というくらいの関係性(ついでに算数ドリルを毎日やるくらいの関係性)
は維持できているから、なんとか意識改善できるかな、と目論んでいたけど
そうカンタンな話ではないそうで。

うーん、たしかにそれはそうなんだけど、
そういう事を言う為にはミスターをどっぷりアナログゲームに浸からせすぎたなー。
とりあえずは未着手のニンテンドーラボがあるからそれをやるとして、
負けについての認識もだんだん客観的評価ができるように鍛えていくしかないんかな。
ちょっとどうすればいいか分からないが、ジャストアイデアでなんとかなるような物でもないし、
暫くはボドゲのペース落とし気味でやってみるか。あるいは勝ち負けの無いところでのお楽しみか。

重ねて言ってしまうが、この一年あまりで大分蓄積ができて、
ミスターとの関係性も良くなって、いろいろ出来るようになったことが増えて、
ルールも守れるようになって、間違いなく成長していると思っていた矢先にこれだったので
わりと新鮮な一撃をくらった会だった。
この質問前の2時間50分が前振りだったんじゃあないかと思うほどに。

アナログゲームは万能ツールじゃありません。
自分でもずっと思っていたことだし、周りにもそう喧伝しているつもりだったけど、
俺は俺で変にアナログゲームに依っていた部分があったかもしれない。
なまじゲーム全体が好きだから余計にいろいろ考える事になった。
それでもゲームは止めないけど、定期的にゲームとの関わりについては見直そう。

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