知的障害の子とボドゲを遊んでみる 103

ミスター(息子)のステータス
7歳(小学校二年)
文字…部分的に書ける、読める。
計数…1から順に指を折ればできる。但し20以上は怪しい。
計算…できない(算数の授業はとりあえず数字の書き取り)
会話…語彙が足りない、が、部分的に通じる。

●Busytown-1

busy,busy Airportが好評だったんで、また懲りずに輸入。
こんどもまた低年齢向けなんだけど…でかい!

さすがアメリカ、俺達の家をウサギ小屋と平然と言ってのけるだけのスケール感。
そこにシビれるあこがれるゥ!
さて、あまり内容を気にせず買った。そして説明書を読んでみたら…なんと協力ゲームだった。
ボード最上部にいるブタさんがピクニックのお食事を食べきる前にゴールすればOK。
あれ、これ競争じゃないの?と思いきや、
最上部の盤面はフェリーとなり、2人のルーレットの出目が共通化される。
またルーレットの出目には黄金虫マークもあり、
こちらはプレイヤー全員で指定されたオブジェクトをこの長大なゲーム盤から探し出し、
探したオブジェクトに対して虫眼鏡トークンを置く。
なるほどこの巨大な盤はこのためか!
このでかさと裏腹にオブジェクトはそこそこ見つけにくいw
虫眼鏡トークンを置いた分だけ、プレイヤー全員が進む事が出来る。
ルーレットは6分割で3分の1がブタの出目なんだけど、そういう感じの協力プレイができるので
難易度は低い。(低年齢向けだし当たり前なんだけど。)

★観察できた内容
ミスターにはものすごい刺さった。想像以上のでかさのゲーム盤。
自分の身長よりでかいゲームをやることなんて俺もミスターも初めてだしw
すごろく自体はマス目がでかく、適切なショートカットもあり、
なによりルーレットが思いのほかよく回る。
それから、虫眼鏡タイムがとても楽しかったようだ。
俺よりよっぽど意欲的にオブジェクトを探し出していく。
ただ、本来虫眼鏡タイムになったら札をめくって砂時計をひっくり返して、
それから探す、になるので、その辺はおいおい指示していこう。今回は俺が操作。
最後のフェリーもいいな。プレイヤー間の差が消えるので、否が応でも協力ということが
絵的に納得できるようになっている。
そんなわけでラビリンスが終わった後せがまれてもう一回プレイしてしまった。
良く出来ているゲームだと思う。

さて、それはそうと何故ブタがピクニックの食事を食べ終わるまでにゴールするとか
その辺のバックストーリーが完全に置き去りだ。
もっかい説明書読もう…。

●プレーンズ2メモリー-1

定番メモリーシリーズ第2弾。
ほんとはテディメモリーから入れ、なんだけど、
ミスターがそんなにテディーベアに思い入れがあるとも思えんし、北海道のクマ牧場でもあまり反応しなかったしで
前回はビークルメモリーを何度か回した。
その後ゲムマやamazonなどで他のメモリーも沢山あることが判明したので、
良い感じの乗り物のメモリーないかな…とおもっていたら、あった!
内容は神経衰弱。
ビークルメモリーと違って正方形のタイルだったので、並べやすく、そして視認性があがった気がする。

★観察できた内容
驚くべきことに、ミスターが作戦を立てて札を取りに行った。
ビークルメモリーのときはあれほど理解できなかった、最初のうちの手番はとにかくめくって場所を覚えて
あとで一致する札が出てきたら先に覚えたものと照合していく、
神経衰弱ではごく当たり前のことがいきなり出来るようになって心底驚いた。
あとチラ見もなくなった。
だんだん出来るようになる…というよりいきなりスイッチが入っていたのは本当に驚いた。
難点を言えば、あまりに記憶がフレッシュなためか、
逆に俺の手番でめくった札が見えたときに、つい手が出てしまうようになってしまった。
うむ、その域まで達したのだから仕方が無い、仕方が無いけど無効とさせてもらった。
こりゃきちんと神経衰弱できるや、と思って俺もついゲームに没頭。
結果、22vs26で俺の勝利。俺が勝ったんだけども泣き出すでもなく、なんか落ちついていたし、
普通におめでとう言われた。いったいなにが。

●ラビリンス-16

定番迷路ゲーム。今回は手札9枚勝負。
前回より導入したカードスタンドで手札を持つ手間を無くして、視認性を上げた。
視認性視認性言うことがこの一連のエントリで多いと思うけど、
発達障害児に視認性超重要。

★観察できた内容
メモリーで作戦を立ててきちんと札が取れたのが本当に嬉しかったのか、
「ラビリンスでもきちんと作戦を立ててお宝をとります」と宣言しよる。
カードスタンド手札で手近なお宝がどれか検討し、
5個目くらいまでは順調に取ってった。
ただ、6個目あたりから手札の一番右側にあるものを優先するようになってしまい、
道が作れないと若干嘆くように。ここいらが集中力の限度ってやつか?
メモリーでの作戦立案が宜しかったので、褒美の意味を込めて一手番無意味な手を指し、
ミスターが後半捲って勝利。

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