知的障害の子とボドゲを遊んでみる 91

100本へ向けてのカウントダウンが始まってしまった…。
いえ、淡々と記録します。そういうエントリなので。
(とはいえ子供は基本褒めちぎります。)

ミスター(息子)のステータス
7歳(小学校二年)
文字…部分的に書ける、読める。
計数…1から順に指を折ればできる。但し20以上は怪しい。
計算…できない(算数の授業はとりあえず数字の書き取り)
会話…語彙が足りない、が、部分的に通じる。

●ピッチカー

おはじきカーレース。昨日の拡張が気に入ったので本日もやるとのこと。
コースはミスターが作成。

★観察できた内容
相変わらずというか分かっていたことだが、この拡張の隘路、
設計は素晴らしいと思うが逆転要素がなくなるw
よって最初のラウンドは俺の勝ちになった。
煮え切らないミスターはコース変更を提案したので了承。

2度目はちょっと難易度が下がった?感じ。
ジャンプ台も実はかなりくせ者で、きちんとまっすぐ飛ばすのが至難だった。
タンブリンダイスで4点狙いするみたいな。
ある程度コースを狙うことはできても、力加減が適正でないと余裕でコースアウト。
ジャンプ台は設置位置を考えないと抜けられずに数手消費してしまう、次回の改善点か。
今日もミスターはコースアウトしたら自ら戻す、相手の手番をしっかり待つなどの紳士だった。

●ラビリンス

いよいよ本番と同じルールにしようかな、ということで手札制を導入。
いつもは山札から次の目標にすべき札をめくり、単独の目標に向かって迷宮を進むが、
今回は最初に配られた手札の好きな順で宝物にアタックしていいという通常ルールにしてみた。
但し、本来2人用の場合の手札は12枚となり、その中から適切なものを選ぶのは至難なので、
手札5枚とした。

★観察できた内容
案の定混乱した。
いつもなら提示される単独の目標が、選ぶべきものが5倍に増えたので大混乱。
札と、盤上をみて、一番取れそうなやつを狙いな、と言って見たが大混乱。
仕方が無いので初手だけ誘導した。
一番辛そうにしてたのは宝物2-3取った後。
この辺の選択肢が、一番見渡せて、かつ混乱を招く元になるらしい。
つまり、多すぎれば諦めて一番上に見えている札に向かって突き進むけど、
残り手札が2枚とかになってようやく場全体が見えるような感じ。
そして場全体が見えたらどの情報から処理して良いのかが分からなくなる。
うーむ仕方ない、ここはどうしてもだんだん慣れてもらうしかないかな、と思ったので
黙って見守る。いや投げ出しそう(嘆くモード)になったときは
「試して、それで駄目だったら嘆きな」
という感じでなだめすかす。どうしても「選択する」ということだけは叩き込みたかった。
俺は俺でイマイチ「選択する」ことに大してのリアクションが薄いとこれ書きながら反省していたので、
次回は選んだときにもうちょっとこっちがリアクションしてあげる必要があるなと記録しておく。

●ワンニャービスケッツ

ミスター用にと2017秋のゲムマで購入していた一品。
手札3枚持ち、場札から一枚とって4枚の中から任意の一枚を場に出し、
数字の合計が14になったらビスケットを貰えるゲーム。9つのビスケット争奪戦。
14以上出すと失敗となり、場札は全てなくなり、警告カードを得てしまう。
ビスケット1点、警告カードマイナス3点。
結論から言うと、ミスターにはまだ早すぎた。一応6歳~のゲーム。

★観察できた内容
最近は随分ミスターのゲーマー度が上がったし、測定の意味合いも込めて
ルールに算数が登場するゲームをやってみるか、ということでとうとう解禁。
だがまだ早かった。
どこが早かったのか、まず足し算が苦手。出来ないわけではないのだが、苦手。
引き算にいたっては出来ないに等しい。
引き算が出来ないのに-1カードとかあるから意味不明になる。
足し算も4+4とかならできるが、8+6とか指で足りない数になると計算不能になる。
ふざけてやっているわけでも面倒くさがっているわけでもなく、処理ができない。
普通は出来ることなので出来る人に例える文章として表現しずらい。
busy,busy Airportとかでやっている足し算は、足し算のふりをした計数なので、
モチーフがあればなんとかやれる。
ワンニャービスケッツは数字が札の半分を占めていて、モチーフたる犬猫の足跡の数がわかりずらい。
ビスケットを5個とか書いていてくれれば分かり易かったんだけど、
そうもできない事情があるしなあ。(ビスケットは報酬だ)
とりあえず3ラウンドやっているが明らかにミスターが限界突破しているので、そこで終了。
とくにルールに改変は加えなかったけど、難しい。
昨今のミスターの成長につい忘れてしまっていたけど、ルール5個以上はやっぱしだめだ。
そして苦手なことをルールに混ぜてしまうのはだめだ。
計数とかそういうことも必要かもしれんが、まずはゲームそのものが面白くなければならない。
そんなことを久しぶりに思い返すきっかけになった一戦だった。

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