知的障害の子とボドゲを遊んでみる 90

ミスター(息子)のステータス
7歳(小学校二年)
文字…部分的に書ける、読める。
計数…1から順に指を折ればできる。但し20以上は怪しい。
計算…できない(算数の授業はとりあえず数字の書き取り)
会話…語彙が足りない、が、部分的に通じる。

●ピッチカー

実は結構前に拡張2の輸入は終わっていたんだけど、
こちらの手間(主にセットアップと片付け)の都合で黙っていました。
そろそろいいだろうか、ということで今回初の拡張2。
内容はいつも通りおはじきカーレースだが、
拡張2からはジャンプ台や隘路などもう見た瞬間にイカスギミックてんこ盛り。

★観察できた内容
絵だけでセットアップするのは毎度の事なんだけど、
今回ジャンプ台周りをどうすればいいか全然分からず、3分くらいマニュアル眺めてしまった。
片側ジョイントナシのまっすぐレールを見つけてこれか!とかリアルで言う始末。
ピッチカー自体はミスターも大分慣れているのか、特に問題無く…いやいや
久しぶりのわりにきちんと手番待つわ、勢いで2回打ったらごめんね、といって元の位置に戻す(!)わ
大分ゲーマーとして成長している。いや戻すとか今まで無かった行動なんだが、
「マナー」と明文化して教えたことないけど、ルールを守る事で共同体感覚を磨く、が
ようやく出来てきたのかと思ってしまう。確かめたわけじゃあないんだけど、きっとそう。
ゲームはミスターが2週目からぶっちぎってそのまま逃げ切り。
この拡張無茶苦茶良く出来ていることは間違いないんだけど、今回写真のコース、
逆転する要素があんまりない、隘路で逃げ込んだらわりとそれで勝負が決まってしまう。
なんかやるとしたらジャンプ台なんかな。他のコースも是非試したい。
今回のあわせて拡張2個所持だけど、さすがに拡張2個混ぜでやるガッツはなかった。

●カルカソンヌジュニア

記録見返したら半年ぶり。読み返して気がついたんだけど、
第2回でいきなりやってんのね、しかもそんときの表記がカルカソンヌキッズとタイトル表記揺れしているので
過去記事漁ってでてこねー!ってなった。今回以後はカルカソンヌジュニアで表記統一する。(原作表記準拠)
通常のカルカソンヌと違って、タイルが大きめ、ミープルは8個。
道路を繋いで、終端を作ったら、路上の妖精の絵(4色の妖精)の数分ミープルを置ける。
先にミープル置ききったプレーヤーの勝ち。

★観察できた内容
最近のミスターのゲーマーレベルの上昇に期待して開封。
前回は超絶簡略化してもゲームにするには厳しかったけど、今回は通常ルールのまま致すことにした。
ミスターがお話を膨らませるのを好きだというのも重々承知していたので、
今回はインストのプロローグから読み上げたのだが…あれプロローグ難しくねえ?w
「動物たちは厩舎で平和の訪れを享受します」のあたりが絶好調すぎて
俺が読んでて笑ってしまった。この文章だけでどれだけの説明をせねばいかんのよ的な意味で。
さてゲーム。
普通に説明して、普通に道路つくって、終端を設置し、
路上の妖精に合わせてミープルを置く。たったこれだけ、なんだけど。
たったこれだけをやるために費やした半年間ちょっとがようやく実った感じ。やっとゲームが出来た。
なのでミープルをミスターが置いたとき異常な勢いで褒めちぎってしまった。
まだ駆け引きのできる段階ではないとおもうんで、対応する色のタイルが
後半に偏ってしまったときの対応とかができない。(というか出来たらこええ)
数字的な把握はまだまだ厳しいが、ゲームをきちんと遊べるようになってきているミスターを
いつも通りではあるけど、大変に評価したい。
なんかうれしさを書き切ることができずにもどかしい。やってることは普通のゲームだからかな。
この普通に至るまでが本当に険しかった、とだけ書いておこう。

●ラビリンス

定番も一個はやっておきたい、というより本当にミスターはラビリンスにハマっているようだ。
ハマったら飽きるまでとりあえずやっておく、というのは奥さんの気質に倣った感じがするよ。

★観察できた内容
今回は初期配置が良すぎてミスターがトントン拍子で宝物をゲットしていく。
最初の引きとかは完全にランダムだったので今日はラッキーだったのだろう、
俺が3個目の宝を俺が取る因果のために、5個目の宝をミスターがなんなくゲットして終了。
プレイするタイルの順が完全に噛み合いすぎていたので、
むしろ道が繋がっているのに道に迷うという謎の現象を起こしていた。
順調すぎるとそれはそれでなんらか回路が狂うものなのだろうか。
悪く言うと近視眼的なところはものすごく強い(発達障害なんだから当たり前すぎる)ので、
この盤面みて、全体から選択をする、ということがもう少し得意になれればいいな。
前回が初期配置も引きも悪杉だったので、こういう回もたまにはいいんじゃないか。
それでもワンサイドゲームにならないから、本当にこのゲームは良く出来ているなと感心する。

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