知的障害の子とボドゲを遊んでみる 89

ミスター(息子)のステータス
7歳(小学校二年)
文字…部分的に書ける、読める。
計数…1から順に指を折ればできる。但し20以上は怪しい。
計算…できない(算数の授業はとりあえず数字の書き取り)
会話…語彙が足りない、が、部分的に通じる。

●ラビリンス

定番迷路ゲーム、ルール変更がようやくなじんできた感じだけど、
まだ横で「動いてから、タイルを差し込む」と言わないと手順を忘れてしまう感じではある。

★観察できた内容
今日は初期配置が悪かった。悪かったので互いに取れないまま6ターンくらい潰してしまう。
その間、ミスターの意図とパパの意図が噛み合っていないのでミスター悔しがる。
今日は俺の配牌が良かったというか、わりと立て続けに5枚ゲットしてしまった。
せっかくだから、勝った人にはいつもパパがやるみたいに「おめでとう」したほうがいいよ、と教えた。
いつもミスターが勝つ試合ばっかりなので、相手の褒め方を知らない。
これから相手を褒めることも徐々に覚えさせて行こうと思う。
ミスターはそしてやっぱり負けると悔しがる、でもプレイ中のぐぐぐ、って感じじゃあなく、
負けたというよりは「勝ち、優勝」という状態変化が無くなったという捉え方が表現として適切かもしれない。
まあ相手も俺しかいないしな。
それでも、勝てなくてもやはりラビリンスが好きだと言い切るので、
これもなんか引っかかる部分が多大にあるんだろうな、いずれ言葉で教えて欲しいものだ。

●みんなのレシピ

やってないゲームやりたい、選ぶ。
そういって、レシピを選んだ。いややってるじゃんw
長野でやるのは初めて…また記憶喪失である。(本当に喪失している可能性が高い。)

★観察できた内容
これに限らず、記憶を喪失している、あるいはバッファが足りずにとどめて置けない、という事とすると
ゲームをやる上で極めて重要となる「失敗の蓄積」が出来ないんじゃあないか、と思い始めた。
思い始めたのだけど、俺も失敗の蓄積を明文化して開始したのが中1の終わりくらいだったから
そこまで心配しなくてもいいか。蓄積を文字に起こしたのは中3くらいからだった。
(勝ち負けを●×でカレンダーに記載する、が最初だったはずだ。)
ただ、蓄積じゃなくゲームをやった記憶そのものがすっぽり抜けて、あるいはとどめておけないのは
ちょっと寂しい感じもする。そういう症状なのでどうしようもないんだけど。
やれることはより一層経験させてやることしかない。
さてしんみりした。
ゲームという行為になれてきた、蓄積が出来てる部分もちゃんとあるので、
今回レシピも初めて全カード使用の上、ちゃんとしたルールで遊んだ。
2人だと捨て札の枚数が半端ないのだが、まあそれもゲームのうちとおもって割り切った。
今回はゲーム作法(相手の捨て札を取るときのレシピ宣言、5枚揃ったらごはんですよ宣言)などお浚いしつつ、
きちんとした手順の説明しつつ、それでもミスターが普通に勝利。
ラビリンスでなんとなく相手を助けること、相手を邪魔することを覚えはじめているので、
レシピもそんな感じで慣れるといいな。
あとこれ2人だときっつい、はよ同年代の子と遊べるようになるといいなw

●キャプテン・リノ スーパーバトル

昨日はスーパーバトルがラビリンスに化けたので、今日はやる、と張り切ってプレイ開始。

★観察できた内容
若干疲れていても、結構周りが見えるようになってきた。
手前の柱を組むときに奥の柱に手をぶつけて崩す、なんてことはしょっちゅうだったのに
ここのところあまり心配しなくてもそれなりに落ちついて建設出来るようになってきた。
もちろん思い切りの良さは相変わらずなのだが。
しかしながら、今日は比較的序盤でミスターの凡ミスにより俺が一勝。
わりと早く終わってしまったので2ゲーム目にいくとき、
「柱を片付けてー」と言ったら
「どうするの?わからないー」と返答されてしまった。
通常ゲームエリアの横に作業台を置いて、その上に長い柱、小さい柱を置くことにしているのだが、
もちろんゲームが一旦終わったからそこの材料エリアに纏めて、という意図でこちらは片付けてーと言った。
言って、返答があってから全然具体的じゃないことを思い知らされた。
誤ったあと「長い柱を黒い机の上(作業台)の長い柱の場所に纏めて」と言い直してようやく事なきを得た。
そのせいでメンタルが崩れたのかわからんが、2戦目は俺が頂上の屋根置き失敗でミスター勝利。
建設レベルが揃ってきて本当に楽しい。よくぞここまで育ってくれたありがとう。

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